学部紹介(平成29年度以前入学の在学生へ)

    多文化社会学部の教育理念・目標

    多文化社会学部では、「グローバル化時代の多文化社会において必要とされる人間力と社会力」を身につけ、多様な文化的背景を持つ人々と協働し、グローバル化する社会を担い、たくましく生き抜く力を有するグローバル人材を世界に送り出すことを教育理念としています。

    具体的には、人文社会系学部の学士課程教育における専門性を担保しつつ、グローバル人材の基盤的資質としての高度な外国語の運用能力・コミュニケーション能力とジェネリックスキルの涵養に重点的に取り組みます。すなわち人文社会系諸分野を「多文化社会」の観点から再編・統合することで、政治・法律・経済等の社会科学系の知識と考え方と、世界の各地域の多様な社会・文化・歴史・宗教を理解できる人文学系の知識と考え方とを併せ持つ人材を育成し、言語的・文化的背景を異とする人々と協働して、国際社会の様々な課題の解決に向けて行動できる人材を世界に送り出すことを教育目標としています。

    長崎大学ならではの教育

    長崎の街は、オランダや中国との異文化交流の歴史を持っています。長崎大学はまた、熱帯医学研究所を中心に長年にわたって蓄積されてきたアフリカを中心とした途上国フィールドにおける教育研究基盤など、他にはない背景と教育資源を持っており、多文化社会理解のための教育フィールドとして活用することができます。 このことにより特色あるカリキュラムを学生に提供することができるのです。
    とくに、「オランダ特別コース」は、過去から現在に至るまで政治・経済・文化的側面から世界に影響力を発揮し続けてきたオランダの言語、社会制度、文化を学ぶことのできる日本で唯一の教育プログラムを提供することになります。

    地域を掘り下げると世界が見えてくる

    「一元性から多元性へ、集中から分散へ」という世界の潮流の中で、地域がもつ多様性の重要度が増しています。 地域を掘り下げることで逆に世界が見えてきます。多文化社会学部の学生は、長崎に根ざした特色ある教育を通して、地域の観点から世界を俯瞰し、グローバルな視点から地域を考えることのできるグローカリティ(glocality)を体現する人材として育つことになるでしょう。

    多文化社会学部の学問分野

    多文化社会学部は、社会的・文化的・言語的多様性の視点から、既存の人文社会系の学問分野を横断的に再編することによって、新たな学びの領域としての「多文化社会」学を創り出すことを目指しています。研究と教育の柱となるのは以下の学問分野です。

    1)政治学、法学、経済学、経営学を基盤的分野とし、グローバル化時代における政治経済システムの特質を明らかにしていく分野
    2)社会学、人類学、歴史学を基盤的分野とし、グローバル化時代における社会動態・社会変容の実相をフィールド調査に基づき明らかにしていく分野
    3)文化学、思想学、言語学を基盤的分野とし、グローバル化時代における人間と文化の在り方を、自己と他者の相互関係、自己認識と他者理解の相関関係を軸に明らかにしていく分野
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