学部・研究科からのお知らせ

    長崎県中国語コンクールにおいて多文化社会学部の柘植咲良さんが最優秀賞を受賞

    2024/02/01 トピックス

     1月28日(日)長崎県庁で行われた長崎県中国語コンクールにおいて、多文化社会学部1年の柘植咲良さんが初級・学生の部で最優秀賞を受賞しました。
     本コンクールは中国語や中国文化への関心と理解を深めることを目的として開催され、今回で44回目を迎えました。柘植さんは出場した初級の部において3分以内で課題文の朗読を披露し、このたびの受賞となりました。

    長崎・起業家育成サミット~多文化社会学研究科2年の栁原沙紀さんがグランプリを受賞~

    2024/02/01 トピックス

     1月21日(日)に長崎で企業を目指す人が事業プランを発表する「ナガサキ スタートアップ コンパス サミット2024」が長崎市の出島メッセ長崎において開催され、当該事業において、多文化社会学研究科2年生の栁原沙紀さんがグランプリを受賞しました
     この事業はふくおかフィナンシャルグループ(FFG)と十八親和銀行、長崎市が主催するもので、2021年から起業家育成のプログラムが実施されました。
     今回栁原さんが受賞したのは、東アフリカの小規模農家が直面している貧困から救うために収益増加につながるビジネスを提案するというもの。
     栁原さんは「NPOで活動したことはあるが、ビジネスの経験はなかったので受賞は自信につながった。」と喜びを語りました。

    ホルテンシア寮の学生によるハロウィンパーティーを開催しました!

    2023/10/31 トピックス

     10月31日に長崎大学多文化社会学部学生・留学生宿舎「国際学寮ホルテンシア」の寮生1年生を中心に、ハロウィンパーティーを行いました。
     「国際学寮ホルテンシア」通称ホルテンシア寮とは、多文化社会学部に入学する学生のうち、入寮を希望する学生を対象に入学時から1年間、外国人留学生との共同生活により、大学キャンパス外でも多文化状況を生み出すことを目的とする学生のための寮です。  
     ハロウィンパーティーはこれまでコロナ禍で実施できていませんでしたが、今年から正式に再開しました。
     また、今回のイベントはすべてホルテンシア寮の1年生が企画しました。イベントには約40人の参加者が集い、それぞれ思い思いの個性豊かな仮装やゲームを楽しみました。
     この日に向けて教員も一緒になって企画に携わるなど学部を挙げて一日限りの特別なイベントを楽しみました。

     
     
       

    河村有教ゼミが『法学セミナー』826号(2023年11月号)に掲載されました

    2023/10/13 トピックス

    このたび、多文化社会学部河村有教ゼミが、日本評論社の『法学セミナー』826号
    (2023年11月号)「#ゼミを語ろう」で取り上げられました。
    ゼミの活動内容や特徴について、学生が執筆しています。
    ぜひご一読ください。

    https://www.nippyo.co.jp/shop/magazines/latest/2.html

     

    長崎大学学生団体STARsが「長崎の学生と考える、ウクライナの今」を開催しました。

    2023/02/24 トピックス

     

    昨年2月に起きたロシア・ウクライナ危機から約1年が経過した2023年2月18日、長崎大学学生団体STARsは、「長崎の学生と考える、ウクライナの今」と題する報告会を文教キャンパスで開催しました(写真1、2)。

     

    報告会では、ウクライナの隣国ポーランドにおいてボランティア活動を経験した三田万理子さん(多文化社会学部4年)と酒井智輝さん(医学部医学科2年)、そしてウクライナ人留学生のマルトヴァ・ユリアさん(多文化社会学研究科研究生)が自身の体験や思いなどを発表しました。ニュースの見聞だけではわからない「ウクライナの今」、すなわち今ウクライナはどのような状況なのか、また人々はどのような生活をしているのかを参加者全員で考えました。

     

    日本財団ボランティアセンターのThe Volunteer Program for Ukraineを通じて避難民支援活動に加わった三田さんと酒井さんは、「フードデリバリーや避難民のための一時滞在施設立ち上げなどの活動を通して、未だ多くの人々が生活に苦しんでいることや支援の不十分さ、ウクライナ人とロシア人との対立などを肌に感じた」と述べました。また、二人は、「ウクライナから離れた場所に住むわたしたちにもできることがある」として、物資の寄付やウクライナおよびその周辺国内の人々の実態にかかる写真展を開催し、問題の重大性を発信していくことなどを提案しました(写真3)。

     

    ユリアさんは、現地で目にした故郷の変化に対して言葉に言い表すことができないほどの深い傷を負っていることを強調しました。一日に何度もかつ突然に鳴り出すサイレンの音や日ごろ見慣れた町の爆破・崩壊などが負った傷をさらに深くするそうです。しかし、ユリアさんは“It is a sin to be silent”と述べ、自分たちの持つ「声(voice)」を限りなく使い、「正義(justice)」を強く求めていくという信念も強調しました(写真4)。

     

    参加者から届いた感想を二つ紹介します。

    ①「ユリアさんが故郷で体験したことや目にしたものを映した画像・動画は、まさに日常を壊す戦争そのものでした。サイレンが鳴ったら地下に潜り、何時間後かに地上に出る。そしたら、そこにあったはずの日常がミサイルによって破壊されている。このような事実は、想像できないほど辛く、深い傷となっているのだと思います。ユリアさんという同じ大学に通う学生の目線を知ったことで、私たちはウクライナをより身近に感じ、自分ごと化してウクライナの状況を見るきっかけとなったと思います」(参加者Xさん)。

     

    ②「2時間とは思えない濃密な内容でした。ボランティア活動発表については、お二人のその時々の印象や感想を交えつつお話して頂いたことで、実際の支援の現場で起こっていることについてよく知ることができました。その後のユリアさんの発表でも、ご自身の専門知識などを通して、ウクライナの歴史や国連の現状についてご説明頂きまして勉強になりました。一刻も早く、あるべき日常が取り戻させるように願います」(参加者Yさん)。

     

    報告会には対面・オンラインで計25名が参加し、ウクライナの今について、さらに参加者一人ひとりのかかわり方について議論しました(写真5)。今後もSTARsは、難民や移民に関するさまざまな社会的問題について考え、発信していきます。

     

    【STARsの活動について】
    Instagram : https://www.instagram.com/stars_refugee/
    Twitter : https://twitter.com/stars_refugee
    Facebook : https://www.facebook.com/stars.refugee/

     

    写真1-1 セミナー案内チラシ(表)

    写真1-2 セミナー案内チラシ(裏)

     

    写真2 STARsの紹介をするSTARs副代表古賀愛子さん(多文化社会学部3年)

     

    写真3 ボランティア活動を発表する三田万理子さん(左)と酒井智輝さん(右)

     

    写真4 故郷ウクライナでの実体験を発表するマルトヴァ・ユリアさん

    写真5 参加者とディスカッションする発表者たち

     

    多文化社会学部の学生が学部紹介記事を制作しました。

    2022/03/28 トピックス

    多文化社会学部の学生が、学部紹介記事を制作しました。多文化の学生は普段どんなことを学び・経験しているのか、学生が考える多文化社会学部の魅力をまとめています。ぜひ、ご覧ください。

     

    記事はこちらからご覧いただけます。

    本研究科の院生が「感染症と考古学」研究発表会で研究発表を行いました。

    2022/03/22 トピックス

    長崎県をはじめ、多くの都道府県でまん延防止等重点措置が取られる中、2022年3月5日に「感染症と考古学」研究発表会(長崎県考古学会共催)がオンラインで開催されました。半日にわたる研究発表会には、時節もあってか研究者をはじめとした80名にものぼる人々が参加しました。

     

    今回のテーマは、「疱瘡墓」でした。聞き慣れない言葉と思いますが、天然痘で亡くなった人々の墓です。江戸時代、大村藩などでは天然痘ウイルスに感染して発病すると、奥深い山の中や辺鄙な海岸や離れ小島に強制的に隔離され、死後も隔離されたまま埋葬されました。その墓が疱瘡墓です。今回はこの疱瘡墓の様相から当時の感染症に対する取り組み、感染症が生み出した差別や排除について考えた研究会でした。

     

    研究発表会では、本学部・研究科の野上建紀教授による趣旨説明の後、近世石造物研究の第一人者である関根達人教授(弘前大学人文社会科学部)による基調講演が行われ、県内外の研究者が大村・五島・天草地方の疱瘡墓について研究成果の発表を行いました。

     

    そして、本研究科博士前期課程の賈文夢さんも「長崎・天草地方の疱瘡関連石造物」と題して発表を行いました。長崎・大村・五島・天草地方に分布する疱瘡死者の供養塔や疱瘡墓を集成して分析しながら、その地域性と多様性を明らかにしました。発表後には活発な質疑応答や情報提供が行われました。

     

    感染症に伴う隔離は、差別と排除を生み出します。それは江戸時代も現代も変わらないようです。人知れず埋もれた疱瘡墓を過去の悲哀の物語とするだけではなく、現代の教訓として生かす必要があります。疱瘡墓の研究は過去のことにとどまるものではありません。

     

    そのため、今回の研究発表会については、参加者の方から「考古学が新しいステージに突入したという印象を抱いた」、「テーマが現代の状況に合いすぎで引き込まれました」などといった感想も届きました。現代的な課題と離れたテーマを扱うことの多い印象のある考古学ですが、今回は新型コロナウイルスの感染流行によって、数百年隔てた人々の感染症との闘いについて現実感をもって理解し、共有することができました。

     

    「疱瘡墓」を修士論文の研究テーマに選んでいる賈さんは6月に開催予定の長崎県考古学会の総会でも長崎・天草地方の疱瘡墓について発表予定です。賈さんの疱瘡墓の研究は、長崎大学広報誌Choho vol.78(冬季号:2022年1月発行)でも紹介されていますので、関心のある方はぜひご覧ください。
    【Choho】https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/guidance/kouhou/publicity/file/c078-3.pdf

     

     

     

     

    写真1 関根達人教授の基調講演「疫病と石造物」のスライド

    写真2 中山圭さん(天草市文化課)による「天草における疱瘡対策」のスライド

     

    写真3 賈文夢さんによる「長崎・天草地方の疱瘡関連石造物」のスライド

     

    写真4 資料を手に発表を行う賈文夢さん

     

    写真5 基調講演者の関根達人教授(奥)と石造物の現地調査を行う賈文夢さん

     

     

    写真6 研究発表会の案内チラシ

     

     

     

    【2022年3月8日(オンライン)】:多文化社会学部「ジェンダーと人権セミナー」を開催いたします。

    2022/01/31 トピックス

    河村ゼミ(国際公共政策コース)では、ジェンダーと人権セミナーの一環として、慈恵病院(熊本県)の「こうのとりのゆりかご」と「内密出産」について、慈恵病院のオンライン視察やゼミで学んだことをふまえた報告会を実施いたします。

     

    外部の方もご参加いただけます。こちらから事前にお申込みください。

     

     

    日時:2022年3月8日 13:00~14:30

     

    場所:オンライン(ZOOM)*事前にお申込をお願いいたします。

    在大阪オランダ領事との交流会

    2021/11/26 トピックス

     11月11日(金)、在大阪オランダ領事Marc Kuipers氏を講師としてお招きし、本学部で講義を行っていただきました。これは、外交の最前線で活躍する現役の外交官を講師としてお招きし、講義を行っていただく大使館連続講座の一環として実施されたものです。講義のテーマは、「Dutch foreign policy オランダの外交政策」。EUでのオランダの役割について講演いただき、古くから交流のあるオランダと長崎の関係についても述べられました。

     講義終了後には、オランダ特別コースの学生との交流会も実施されました。オランダ特別コースは、オランダのことを人文社会学の様々な角度から学ぶ日本に唯一のコースで、本コースの学生は1年間オランダのライデン大学に留学します。領事と学生は、オランダ語や英語を使い、オランダコースに入ったきっかけやそれぞれの関心などについて話をし、交流を行いました。

     

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