学部紹介

    教員紹介

    東 史彦

    平和の実現手段としてのEU法の可能性を探る

    東 史彦 (あずま・ふみひこ)
    東京外国語大学外国語学部イタリア語学科、在ミラノ日本国総領事館派遣員、横浜国立大学大学院国際社会科学研究科博士前期課程、イタリア・ボローニャ大学国際法学修士課程を経て、慶應義塾大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学)。専攻は、EU法、国際法、国際経済法。2017年9月から多文化社会学部。

    Q.ご自身の研究を紹介してください。
    重層的な欧州の法秩序
    学部生時代に勤務したイタリアで法の重要性を実感して以来、国内法や国際法のみならず、EU法や欧州人権条約が機能している欧州の重層的な法秩序について研究をしてきました。EU加盟国では、主に国境を越える経済活動にかかわる問題はEU法により規律され、EU法が原則として加盟国国内法に優先します。それ以外の問題は、加盟国国内法により規律されます。そして、EU法および国内法の適用範囲のいずれにおいても、EU法および加盟国憲法により人権が保障されるとともに、欧州人権条約によっても人権が保障されます。

    【PHOTO】世界最古の大学、イタリア・ボローニャ大学の現在の法学部の建物

    Q.どのような授業になりますか。
    専門科目「EU法」
    世界には、貿易の自由化により保護主義を制限することで平和を実現する制度としての国際(経済)法秩序が存在します。欧州では、それに加え、同じことを国際法とは異なる超国家法秩序によって追求するEU法が機能しています。その結果、欧州は世界で最も経済統合が進んだ地域となっています。しかし、保護主義が勢いを増してきている昨今の世界で、イギリスが離脱を決めるなど、今、EU法の耐久力が問われています。そこで、この授業では、EU法が国際(経済)法とどのように異なるかを理解し、EU法の存在意義を探ります。

    【PHOTO】ベルギーのブリュッセルにあるEUコミッションの建物

    Q.メッセージをお願いします。
    アメリカはその軍事パワーによって世界に影響力をおよぼしていますが、EUはその規範パワー(国際的なルールを創造し広める力)によって世界に影響力をおよぼしていると言われます。実際に、環境や競争、個人情報保護の分野では、EU法の基準が世界各国に多大な影響を与えています。明治維新の頃、日本を近代国家にしようとヨーロッパから法制度を学んだかつての日本人になったような気分で、EU法の勉強をしていきましょう。

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