学部紹介

    教員紹介

    見原 礼子

    多文化社会で移民の子どもの生活圏を探究する

    見原 礼子(みはら・れいこ)
    山口県生まれ。一橋大学大学院博士後期課程修了。博士(社会学)。ユネスコ日本政府代表部(在パリ)専門調査員、同志社大学高等研究教育機構准教授等を経て、2014年4月より長崎大学多文化社会学部。専門は比較教育社会学。主著に『オランダとベルギーのイスラーム教育――公教育における宗教の多元性と対話』(明石書店)など。

    Q.ご自身の研究を紹介してください。
    ムスリム移民の文化的・宗教的価値観と教育
    これまで、ヨーロッパ(特にオランダとベルギー)を主なフィールドとして、多文化社会に生きる移民の子どもたちの生活圏に関心を寄せてきました。
    なかでも学校という場に着目し、移民の子どもたちがなぜ学校適応の困難を抱えてきたのか、その背景は何かを社会学的見地から明らかにしてきました。
    とりわけムスリム(イスラーム教徒)の移民の子どもや家庭やコミュニティにおける調査を通じて、かれらの文化的・宗教的価値観に基づく教育要求がどのように提起されてきたかを考察してきました。
    近年は、文化や宗教の多様性のもとで、子どもの虐待問題に対応しうる社会の構築に向けた研究を進めています。

    【PHOTO】オランダ国会議事堂にて、移民の教育政策に関する国会議員へのインタビュー前に

    Q.どのような授業になりますか。
    専門科目「異文化理解教育」
    ユネスコ憲章の前文には次のような文章があります。「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」異文化理解教育を一言で表現するならば、まさに人の心の中に平和のとりでを築くための方途を学ぶ授業といえます。現代世界を見ても明らかなように、平和への道は未だ前途多難です。しかし、希望を持つことも大切です。希望の一つが教育です。
    本授業では、まず現代における異文化理解教育の国際的潮流を学び、そのうえで、多文化社会の実像と共生をめぐる課題、異文化理解に向けた教育の具体例を比較・検討しながら、本課題に対する理解を深めていきます。
    Q.メッセージをお願いします。
    パリのユネスコ本部の建物内に、天使の頭像が飾られているのをご存知ですか?これはもともと長崎の浦上天主堂にあったもので、1945年8月9日の長崎の原爆被害を奇跡的に免れたものとされています。ユネスコの30周年を記念して長崎市より「被爆天使」として1976年に寄贈され、今日にいたるまで平和と人類の幸福を願うユネスコの重要なシンボルの一つとなっています。
    このように、平和を象徴する都市として国際的に知られている長崎という地で「多文化社会」学を学ぶことは大きな意味があります。私も長崎人1年生として、皆さんと共に学び合うのを楽しみにしています。

    【PHOTO】パリのユネスコ本部に飾られている長崎の「被爆天使」

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