学部紹介

    教員紹介

    増田 研

    アフリカで人々の生活の営みを探究する

    増田 研(ますだ・けん)
    神奈川県生まれ。博士(社会人類学)。専門は社会人類学、アフリカ民族誌研究。「武装する周辺―エチオピア南部における銃・国家・民族間関係」(『民族學研究』65-4)などにより、第8回日本ナイル・エチオピア学会高島賞受賞。
    現在は主に、国際保健分野での人類学的研究を進めつつ、アフリカ社会の高齢化問題にも取り組む。2014年4月より長崎大学多文化社会学部。
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    Q.ご自身の研究を紹介してください。
    アフリカでの人類学の実践
    社会人類学を専門にしています。
    1993年から北東アフリカのエチオピア辺境部に住むバンナという民族の土地で、村に住み込んでの調査をしてきました。社会の仕組みは国や地域によって大きく異なりますが、人類学者は現地に長期間滞在することで、それがいかに人々の生活の営みに深く結びついているかということを明らかにします。近年は開発途上国における医療や保健の問題に関心をもっていて、とくに社会の高齢化とケアの問題に取り組んでいます。
    Q.どのような授業になりますか。
    専門科目「現代アフリカ社会論」
    アフリカを理解することの重要性は3つあります。まず、アフリカには現代社会の矛盾や困難が凝縮しています。そして、アフリカの地域社会や国家の歴史的な経験は、現代のグローバル世界そのものを理解する鍵となります。
    また現在ではアフリカにおける資源開発と人口増加が、マーケットとしてのアフリカの経済的価値を益々高めてもいます。この授業ではこうした点に焦点を合わせて、最新のトピックを検討しながらアフリカ社会の理解、ひいてはグローバル世界への「異なる角度からの理解」を目指します。

    【PHOTO】エチオピア南部の小さな町で、20年来、我が子のように可愛がってくれる「母」と一緒に。

    Q.メッセージをお願いします。
    社会動態コースの教員には調査経験が豊富な社会学者、人類学者、歴史学者が集まっています。
    いずれも現場に足を運び、文献を捜したり、ものを捜したり、あるいは人に尋ね歩いたりするフィールドワーカーたちです。過去に学び、現在を見極め、未来を切り開くための知識と技法、そして身のこなしを学んで欲しいと思います。

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