学部紹介(平成29年度以前入学の在学生へ)

    4年間の学び

    Transition Program

    専門科目を英語で学ぶための徹底したトレーニングと「高校での勉強」から「大学における探究」への移行を実現するために一年次前期に開講されるプログラムです。「英語コミュニケーションI、Ⅱ」「総合英語I、Ⅱ」「英語発音法」「Reading and Writing I」「Reading and Discussion I」の7つの英語科目と、大学での学びの型を体得する「教養ゼミナール」、卒業後のキャリアイメージを具体的に描くための『グローバルキャリアへの扉」、多文化社会の現場での学びの土台を作る「フィールドワーク入門」という3つの大学入門科目のみを集中的に受講します。
    なお、入学時の英語力が基準を上回っている学生については、国内外でのインターンシップなど特別プログラムを用意します。

    留学について

    ■短期留学
    英語をはじめとする外国語能力を向上させ、同時に異文化への関心を高めるために、原則として全ての学生が、数週間、提携先の海外大学での語学研修プログラムに参加します。これまでの実績はこちらをご覧ください。

    ■中期・長期留学
    「グローバル社会コース」と「オランダ特別コース」の学生は、2年次後期から4年次前期までの期間に、中期・長期留学(半年・1年間)を行います。「社会動態コース」と「共生文化コース」の学生も参加可能です。中期・長期留学の目的は、学部で身に付けた専門知識を海外での異文化体験を通して実践的に深化させ、短期留学のみでは得難い生活者としての体験を通して、世界と自己について認識を深めることにあります。大学間交流協定に基づく交換留学制度を利用した留学であり、留学先において修得した単位を本学部の単位として読み替えるため、長期留学しても4年で卒業することができます。
    大学生のうちに海外留学をし、異文化を直接体験することは、語学力の向上にとどまらず、国境を越えた幅広い人脈を得、異文化に対する知識や理解を深め、日本や自分自身を顧みる、またとない機会になるでしょう。

    カリキュラムマップ

    カリキュラムマップ

    モジュール方式とは

    短期留学
    長崎大学では、平成24年度から教養教育において、モジュール方式を導入しました。モジュール方式とは、一定のテーマのもとに体系化された授業科目群(=モジュール)の中から、興味のあるモジュールの一つを選び受講するという履修スタイルのことです。
    従来の、多くの科目群から学生が自らの奥味にしたがって一科目ずつ選択履修する方式では、幅広いテーマについて学ぶことができる反面、まとまった知織を得にくいという問題点がありました。モジュール方式の導入により、選択したテーマに関する多面的な見方、考え方を身に付けることができるだけでなく、専門とは異なる分野のモジュールを選んだ場合には、複数の専門分野の知識や技能を身に付けることもできるようになりました。多文化社会学部では、このモジュール方式を専門教育においても本格的に導入し、基礎科目を経て専門に至る授業科目をモジュールの連接と組み合わせによって編成することにより、各科目が有機的に結びつき、専門性と学際性を両立しうる斬新な専門教育を導入しています。
    共通基礎モジュールや専門モジュール以外にも、リサーチ・スキルを身に付けるためのフィールドワークモジュールや、教養教育で身に付けた英語や中国語のカをより実践的なものにする語学モジュール(英語・中国語)を用意しています。

    外国語科目(教養教育)

    教養教育の外国語科目は、英語科目8単位と初習外国語科目4単位から構成されています。英語科目としては、「英語コミュニケーションI、Ⅱ、Ⅲ」(3単位)「稔合英語I、Ⅱ、Ⅲ」(3単位)「Advanced English I、Ⅱ」(2単位)が開講されており、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能をバランスよく向上させます。なお、英語コミュニケーションI、Ⅱと総合英語I、Ⅱは、Transition Programの構成科目です。
    初習外国語は、ドイツ語、フランス語、中国語及び韓国語から一言語を選択します。各言語の基本文法を理解し、基礎的な会話文でコミュニケーションができる能力を養います。なお、オランダ特別コースの学生にはオランダ語と同じゲルマン語系で語義・文法ともによく似たドイツ語の履修を、将来中国語モジュールを選択する予定の学生にはその基礎となる中国語の履修を強く勧めています。

    全学モジュール

    全学モジュールには、社会から求められている諸能力(社会人基礎力、ジェネリック・スキル)を育成するため、現代社会の課題となっているテーマの下にまとめられた23のモジュールが準備されており、そこから一つのテーマを選択します。テーマについて学ぶための基礎的な知識と技能を身に付けるための全学モジュール科目(3科目を1年次後期に全て履修)と、さらにテーマに関する学びを深化させる全学モジュールⅡ科目(2年次前期と後期に、6科目から3科目を選択履修)から構成されています。
    「先進医学と現代社会」「安全で安心できる社会」「環境問題を考える」など興味深いテーマが並びますが、将来グローバル社会コースに進みたい学生には、経済学部が提供する「現代経済と企業活動」の選択を勧めています。

    コースの決定方法

    「オランダ特別コース」の学生は入学時から所属コースが決定していますが、他の学生は共通基礎モジュールと専門モジュールの選択に基づいて、「グローバル社会コース」、「社会動態コース」、「共生文化コース」のいずれかに進むことになります。2年次に履修する共通基礎モジュール科目では、3つのモジュールから1つを主モジュール(6単位12科目)、1つを副モジュール(3科目6単位)として還択し、3年次に履修する専門モジュール科目では、3つのモジュールから1つを主モジュール(10科目20単位)、1つを副モジュール(5科目10単位)として選択します。これらの共通基礎モジュールと専門モジュール科目の主モジュールの組み合わせにより、3年次に全員のコースが決定します。
    共通基礎モジュールで「グローバル社会のしくみ」を、専門モジュールで「グローバル化する世界」を主モジュールとして選択した学生は「グローバル社会コース」を、共通基礎モジュールで「社会を映し出す文化、文化が作り出す社会」を、専門モジュールで「変容する社会」を主モジュールとして選択した学生は「社会動態コース」を、共通基礎モジュールで「社会が映し出す文化、文化が作り出す社会」もしくは「多言語を学ぶ、多言語で学ぶ」を、専門モジュールで「多文化の共生」を主モジュールとして選択した学生は「共生文化コース」を主コースとして履修することになります。さらに、各コースの専門モジュール科目を担当する教員が指導する専門演習や卒業研究において専門性を深め、卒業研究を執筆します。

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