大学院の紹介

    研究科長メッセージ 多文化社会学研究科長 滝澤 克彦


    研究科長メッセージ

    研究科長からのご挨拶

    いま我々が生きているのは、どのような世界なのでしょうか。そして、その世界はどこへむかっているのでしょうか。

    現在の世界は、あらゆる領域で加速度的にグローバル化が進み、越境的な結びつきをますます強めています。そのつながりは極めて複雑に絡み合っているため、ある地域で生じた問題が、地球上はるか離れた場所で、予測もつかない深刻な事態をひき起こすことも珍しくありません。そこには、差別や紛争、貧困や病気といった古典的な問題だけではなく、原子力や情報技術、人工知能や生命科学といった新たな知識や技術の導入にともなう課題が含まれます。

    当然これらの問題は技術によって克服されるべき部分もありますが、一方で人間的・社会的な要因が深く関わっていることも少なくありません。特に、問題を回避、解決しようとする人間の欲求や行動自体が、予測もできない新たなリスクを生み出すような複雑な連関を理解するためには、生きることの価値や意味といった根源的な問いを改めて見つめ直す必要があるのです。

    本研究科の揚げる「多文化社会学」は、このような課題に取り組む新たな人文社会科学の確立へ向けて、異なる専門領域を横断的につなぎ、現代社会の超域的かつ俯瞰的な観点からとらえる知のあり方を模索します。そのためには、自らの専門的立場を自明のものとするのではなく、自らの知と世界の関係を相対化し、異なる分野との環境を往還しながら世界に対する理解を深めていく学びが求められます。

    博士前期課程の「学問のエレメンツ」と「学問のプラクティス」という枠組みは、その一つの試みです。2020年3月にその第一期生が修了し、4月からは博士後期課程がスタートしました。これからも学際的、国際的ネットワークを積極的に活用しながら、さらなる飛躍へと挑んでいかなければなりません。そのために、本研究科は、ますます多くの機関との連携を築きつつあります。この予測もつかない、一方で可能性にも開かれた未知なる世界へ、新たな一歩をともに歩みだしてみませんか。


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