大学院の紹介

    研究科長メッセージ 多文化社会学研究科長 王 維

    長崎大学多文化社会学研究科長 王 維
    研究科長メッセージ

    研究科長からのご挨拶

    現代社会は、歴史上かつてないグローバルな相互依存と表裏一体の危機の時代を迎えています。AIやサイバー空間の登場により現実と虚構の境界が曖昧になる一方で、国際紛争、環境問題、社会の分断といったリスクが複合化しグローバルかつローカルな課題が眼前に広がりつつあります。こうしたグローバルリスクという未体験の課題に直面し、私たちは多様な文化同士が交錯しながら地球規模に延伸する多文化社会の中で共生し、あるべき未来を構想し創造する力量が問われています。

    本研究科は、こうした人類全般にとって共通の問いに真正面から向き合う場です。多文化社会をキーワードに社会科学と人文学を横断する超域的なアプローチを開拓し、グローバル世界の共生課題を総合的に研究し、持続可能な社会のあり方を探求します。本研究科はすなわち理論と実践を融合した新領域の地平を見据えながら、グローバルリスクに代表される現代の複雑な問題を解決に導く知的探究心と実践的な能力を持つ人材育成を目標にしてきました。国内外の研究者や実務家との協働、多文化共生の現場でのフィールドワーク、学術分野を超えた超域的研究を通じ、学生一人ひとりが主体的に問題解決策を模索し、実践できる環境を整えています。

    博士前期課程では、専門知識を深めるとともに、異分野の知見を結びつけ、社会課題の発見・分析・解決に必要な批判力・構想力・実践力を涵養します。博士後期課程では、より高度な専門知をもとに、多文化社会の本質的な課題を捉え、新たな学知を創造し、国際的に発信できる研究者・高度専門職業人を育成します。

    多様な価値観が交錯する社会の未来は決して固定されたものではなく、人間の選択と行動によって新たな可能性が生まれます。その中で、私たちは「知の越境」に挑戦し、グローバルかつ複眼的な視点を持ち続ける努力が求められています。本研究科では、国籍や文化など異なる背景を持つ研究者と学生がこうした目標を、新しい知を創造する場を提供します。

    新たな視点を獲得し、多文化社会の未来をともに創造していきましょう。

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