学部紹介
教員紹介
南 誠
Q.ご自身の研究を紹介してください。
アジアでの歴史社会学の実践
歴史社会学と国際社会学を専門にしています。大学院生時代から日中両国で資料調査と聞き取り調査を行い、満洲移民と中国残留日本人を手がかりに、両国間の人の移動実態と法制度の変遷、移動する人びとをめぐる社会的包摂と排除や、彼(女)らの生活戦略を明らかにしてきました。
現在は研究視野を東アジアに広げ、近代東アジアの境界文化を明らかにするために、人の移動に関わる諸問題のほか、歴史と記憶の国際比較研究に取り組んでいます。
現在は研究視野を東アジアに広げ、近代東アジアの境界文化を明らかにするために、人の移動に関わる諸問題のほか、歴史と記憶の国際比較研究に取り組んでいます。
【PHOTO】京都で長年お世話になった中国残留孤児と一緒に、東京中国残留孤児の家を訪れた際の写真
Q.どのような授業になりますか。
専門科目「トランスナショナリティ論」
トランスナショナルなヒト・モノ・カネの流れは、現代社会において至るところに見られます。しかしトランスナショナルな現象は物理的な越境活動だけではなく、その移動によって引き起こされる諸社会現象を含めて理解する必要があります。また現代を生きる誰もがトランスナショナルな現象の影響を受けています。
この講義では、こうしたトランスナショナルな現象を理論的に理解することや、自ら問題意識を持ってトランスナショナルな現象にアプローチする方法を身につけることを目指します。
この講義では、こうしたトランスナショナルな現象を理論的に理解することや、自ら問題意識を持ってトランスナショナルな現象にアプローチする方法を身につけることを目指します。
【PHOTO】中国黒竜江省からの来訪者と一緒に、長野県下伊那郡阿智村にある「満蒙開拓平和記念館」を訪れた際の写真
Q.メッセージをお願いします。
大学の講義では社会へのアプローチ方法を教えますが、実践するのはそれぞれ自身になります。書をもって街へ出かけよう!!この言葉を念頭に置いて、大学生の生活を満喫してください。
また自国だけではなく、他の社会と文化にも関心を持って接することで、自国への理解を深めると同時に、グローバル化時代の大舞台でも活躍できる人材になってほしいと思います。
また自国だけではなく、他の社会と文化にも関心を持って接することで、自国への理解を深めると同時に、グローバル化時代の大舞台でも活躍できる人材になってほしいと思います。