キャリア・就職
卒業生からのメッセージ
多文化社会学部の卒業生から、受験生へのメッセージを紹介します。
様々な経験を通して、自分だけの未来を

日本航空株式会社(JAL)就職
志波 馨
社会動態コース
多文化社会学部で過ごした5年間は、自分の興味や関心を深め、夢に向かって奮闘した時間だったように思います。この学部には、それを全力でサポートしてくれる先生方や、自分自身の目指す道に向かい共に切磋琢磨できる仲間達がいます。
1・2年次には国際社会、法律、文化、言語などに関する幅広い分野の講義や短期留学を経験し、3・4年次では関心のある分野を専門的に学ぶことが出来ます。幅広い知識を得るだけでなく、多面的に物事を理解する力を身につけることが出来、また海外フィールドワーク実習や中長期留学など、一人ひとりに合わせた学びの形を選択できることも多文化社会学部の大きな魅力のひとつだと思います。
私自身、韓国への約1年間の交換留学を通して、かけがえのない経験と糧を得ました。
現在は、長年の夢であった日本航空の客室乗務員として働いています。多文化社会学部で培った経験と知識を活かして、お客さま一人ひとりと心が触れ合えるようなおもてなしをしたいと考えています。
自分の可能性を広げ、夢に向かって羽ばたく場所

日本航空株式会社(JAL)就職
真﨑 奈津美
社会動態コース
多文化社会学部の最大の魅力は、視野を広げられる環境が整っているところだと思います。
1、2年次には、政治、経済、文化、言語など様々な分野について学び、3年次以降はその中から特に興味を持った学問についてさらに知識を深めていくことができます。授業を通して幅広い知識を得ることで、ひとつの側面だけに囚われず、物事を多角的に考えることができるようになりました。
また、多文化社会学部には留学、ボランティア、フィールドワークなど自主的に活動する学生が多く在籍しています。アクティブな友人たちに触発され、自ら様々なことに取り組んだ経験は私の宝物です。
卒業後は、幼い頃からの夢であった日本航空のCAとして乗務することになりました。そこでは多文化社会学部で培った多角的な視点がとても活かされるように感じます。
好奇心と行動力を培った4年間

株式会社 長崎新聞社 就職
牧 夕莉子
共生文化コース
共生文化コースに所属し、言語や文化について学びを深めてきました。
多文化社会学部では、1年次・1年次と様々な人文学の基礎的知識を得た後に、自分の専門を決めるというカリキュラムが取られているため、たくさんの好奇心を育てることが出来ます。また、専門外でも興味をもった分野の先生や頑張っている多文化生と話をさせてもらうことで、カリキュラムの範囲外の学びも得ることが出来ました。
学校や学部のプログラムを利用し、3回の短期留学をしました。3年次の海外フィールドワーク実習では自らテーマを決め、報告論文を仕上げる経験をしました。自分の好奇心や興味と向き合い、調査し、言語化する作業は難しかったですが、様々な発見が得られるとても貴重な経験でした。
平成30年度からは新聞社で働いておりますが、 多文化社会学部で培った好奇心と行動力が活きています。
海外志向の原点座標、多文化での時間

双日 株式会社 就職
中石 実乃里
グローバル社会コース(※現 国際公共政策コース)
スペイン/マラガ大学留学
恩師や一生の仲間との出会いを得て、長崎と国内外の素敵な場所で自分を発見し、可能性を広げてくれた。それが、私にとっての多文化社会学部でした。
スペイン留学やラオスの幼稚園での海外インターンシップ、沖縄平和ゼミ合宿、教員に付きっきりで指導していただき、仲間と切磋琢磨しながら英語で書き上げた卒業論文。この学部の恵まれた環境で楽しく学び、存分に生きた実感がありました。
一方、一期生の私たちには、すでに社会に出た先輩はいませんでした。しかし、学部専任の就職支援担当の先生による手厚く温かいサポートをいただくことで、安心して就職活動に励むことができました。また、一日一社の仕事セミナーも学部内で開催されており、様々な業界の方々から実際に話をうかがうことで仕事が身近に感じられ、就職活動のモチベーションにもつながりました。
卒業後、総合商社のリスク管理部門で頑張っています。ダイバーシティの豊かな職場で、金額の大きなビジネス案件に驚き、企業の財務分析に苦心しながら勉強の日々を過ごしています。
将来は海外駐在して活躍したい!世界を視野に入れ、大学時代を超えるくらいの人生の物語を刻む。海外志向の原点には、多文化社会学部で過ごした時間があります。
フィールドワークで磨いた行動力を営業で活かす

株式会社サンスター 就職
川床 愛
社会動態コース
現在、私は日用品メーカーの営業の仕事をしています。日用品は人々の生活に密着しているので、生活の豊かさや人々の幸せに影響を与えることができるものだと考えています。企業のバイヤー・卸・販売店の従業員の方やお客様などから様々なお話を聞き、どうやったら自社の製品を購入していただいた方に喜んでもらえるのか考えることにとてもやりがいを感じています。
在学中は増田先生のゼミでのフィールドワークに一番力を入れ取り組みました。フィールドワークでは知らない世界に飛び込み、その場所のコミュニティに溶け込んで話を聞いて学びます。手段は違いますがそのプロセスは今の営業の仕事にとても似ていると思っています。国内外問わずフィールドワークを通して得た経験と知らない世界に飛び込んでいく勇気は、社会人としても、とても大きな支えになっています。
多文化社会学部には皆さんの学びをサポートしてくれる環境と熱心な先生方がたくさんいます。興味のある世界にどんどん飛び込んで、たくさんの人と出会い、学生時代しかできないことを思いっ切り楽しんでください。皆さんの活躍を楽しみにしています。
深い洞察で平和と向き合う報道記者に

日本放送協会(NHK)就職
入江 和祈
共生文化コース
私は、報道記者としてNHK岡山放送局で勤務しています。事件や事故から地域の行事まで、地元に密着した情報を幅広く扱っています。
私が、多文化社会学部に入学を決めたのは、大学で宗教学を学びたいと思ったからです。英語をはじめとした語学は苦手でしたが、宗教や思想について学ぶことで物事を深く考える力が身についたと思います。宗教に起因する戦争や紛争がなぜ起きるのか、そもそも宗教とはいったい何なのかなど、社会や人間にとっての根源的な問いに自分なりに向き合う貴重な機会となりました。
大学以外での学びもたくさんありました。2年生からは、核問題に関する講義をきっかけに平和活動にも参加するようになりました。特に、小中高生に戦争の歴史や核兵器について出前講義をする団体に属していましたが、そこで「伝える」難しさを実感したことが、記者を目指すきっかけにもなりました。
記者の仕事には、情報の取り扱いだけではなく、その背後にある社会への深い洞察やそこに生きる人々への繊細な共感が求められます。そこに大学時代の学びや経験が生かされていることを実感しつつ、日々取材に励んでいます。
コロナ禍の自粛期間が将来を見つめ直す機会に

日本テレビ 就職
田中 怜
グローバル社会コース(※現 国際公共政策コース)
総合職採用で日本テレビに入社して、現在は新入社員研修としてさまざまな部署の仕事を経験しています。テレビ局といえば番組制作のイメージが強いですが、実際はSNSを使った広報に特化した部署や、ICTや情報データを活用する部署など、とにかく幅広い内容の仕事に分かれています。私はバラエティ番組の制作に携わりたくて入社したので、まずはアシスタントディレクターとして経験を積み重ねていきたいと考えています。
もともと留学に興味があって多文化社会学部に入学し、1年次の短期留学ではオーストラリアに、3年次の長期留学ではドイツに滞在しました。しかし新型コロナウイルスの影響で長期留学は半年で帰国することになり、自宅で過ごす時間が長くなりました。その期間にこれまで何気なく見ていたテレビのバラエティ番組の楽しさに改めて気付き、思い切って日本テレビのインターンシップに参加。家族をテーマにした動画制作の課題が、自分が将来どんな仕事をしたいのか見つめ直すきっかけとなりました。多文化社会学部は個性的な学生が多く、一緒に学ぶ中で視野が広がりました。前向きなチャレンジを応援する雰囲気があり、新しい可能性と出会う機会に恵まれた学部だと思います。
多彩な学びとフィールドワーク実習の中から、未来へ続く新しい道を発見できました。
高砂香料工業株式会社 就職
清田 千尋
社会動態コース
多文化社会学部の魅力は、英語を中心に多彩な学びやフィールドワーク実習の中から、自分が最も興味ある世界を選び、探究できること。
中でも忘れられない体験となったのが、タンザニアでの海外フィールドワーク実習です。ホームステイ先のホストマザーは、スワヒリ語を話すため、英語だけではうまくコミュニケーションできません。ところが、料理をお手伝いしていくことで、お互いのことを少しずつ自然に理解し合えました。人と人が心を通い合わせるのは、言葉だけじゃない、料理や食など大切なものがたくさんあると実感しました。
いま私が働いているのは「香り」に関わる会社です。香りは人々の生活や心を、元気にしてくれる栄養素。香りを通して、人々の生活をもっと豊かに彩りたい、そんな思いで日々頑張っています。
ゼロから挑む難しさと楽しさ。人との出会いで、可能性は広がる。
株式会社 双日九州 就職
廣岡 胡美
グローバル社会コース(※現 国際公共政策コース)
私の人生観を変えた転機の一つが、イギリスのアバディーン大学への留学です。長崎市とアバディーン市は友好都市関係にあり、その架け橋として活動したいと、渡航前から長崎市の国際交流課などに顔を出しました。
そこでJAPAN DAY Aberdeenというイベントがあると知り、自ら連絡し参加準備をはじめました。現地では、エディンバラ総領事や約2,000人のアバディーン市民の前で、両市の未来についてプレゼンテーションしました。ゼロから調べ、考え、行動するには勇気も労力も必要です。でも、達成した時の喜びは計り知れません。この経験から、私は地元九州と世界をつなぐ仕事に就きたいと、いまの会社に入りました。
本学部には、たくさんの出会いが待っています。それをどう活かすかが4年間の一番の課題かもしれませんよ。