長崎大学第三期中期目標・中期計画における重点研究課題
「リスク社会」を生き続けるための人文社会科学の超域的研究拠点形成
現代世界におけるリスクは極めて多くの要因が複雑に絡み合い、ますます予見不可能なものとなっている。様々なレベルの社会的カタストロフィが現実味をおびてくるなかで、人類が21世紀を生き残り、100年後も人々が幸福に生きられる社会を実現するために、人文社会科学はどのような貢献ができるだろうか。現代の「リスク社会」においては、「幸福な生活」自体が科学技術を前提として成り立っており、それを脅かすリスクの回避が科学の使命となるため、哲学・倫理・宗教的命題(人がどのように生まれ、生き、死んでいくべきか)は必然的に科学のなかに組み込まれている。つまり、そこでは自然科学的要因と人文社会科学的要因が密接に絡み合っており、その対処には文理の枠を越えた学際的連携が必要なはずである。本研究は、自然科学との連携も視野に入れながら、「リスク社会」を捉えるための人文社会科学の超域的パラダイムを構築することを目的とする。
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- 2020/02/17
- 2020/02/05
- 2019/12/07
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2019/08/10
IPSA International Conference on “Global Risk, Security and Ethnicity”
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2019/07/08
公開講演会:清水香基氏「リスク社会において宗教がもたら す レジリアンスの可能性―主観的ウェルビーイングにおける 宗教文化的資源の役割―」
- 2019/06/19
- 2019/06/18
- 2019/05/20
- 2019/03/19
- 2019/03/13