現在はMSc International Business Managementコースで、マーケティング、オペレーション、ファイナンスなどのビジネスマネジメントの全ての側面を総合的に学んでいます。

必修科目以外にも専門分野の選択科目の授業も用意されており、私は前期では「持続可能な消費者活動」、後期では「持続可能なグローバルマーケティング戦略」の授業を選択し、より専門的なマーケティングに関する知識を習得しています。また全ての授業で世界各国から集まったクラスメートとディスカッションをする場面があり、毎日刺激的な日々を送っています。

私は国際公共政策コースで主に経済学を中心に学び、３年次の「開発経済学」や「国際経営論」の授業が大学院での専門的な学びの基礎になっています。春休みに行ったバングラデシュでのフィールドワークでは、世界で起きている問題を肌で感じ、当事者意識を持って研究に取り組むきっかけとなりました。

この経験は、実際の問題解決に向けたアプローチを学ぶ上で非常に貴重であり、将来のキャリアにおいても大いに役立つと感じています。

入学した当時がちょうどコロナ禍で、１年次はほとんどの授業がオンラインでした。その中でも、慣れない大学生活をともに乗り越えた友達との絆は、今もなお深く強いものです。今回海外の大学院に進学するにあたって、初めて海外に住むということもあり、最初の３ヶ月はとても辛かったのですが、そんな時でも大学時代にできた友達が日本から支えてくれました。

また、４年間続けたカフェでのアルバイトも、自分の人生の大きな糧となっています。最後の１年間は時間帯責任者として、日々の業務に加え、お客様のニーズを把握し、チームが働きやすい環境を作り出すことで、問題解決力やコミュニケーション能力を高めることができました。

とにかく後悔のないように、自分の心の奥底にある願望を信じて、様々な選択をして欲しいと思います。海外大学院への進学は、私の周囲では前例がなく、就職するか進学するかで非常に悩みました。特に、海外大学院の出願時期が日本の就職活動とずれていたため、友人たちが次々と内定を決めていく中で、自分の将来が見えず、何度も不安に押しつぶされそうになりました。

それでも、自分の目標を信じ続け、現在イギリスで大学院生として生活しています。この決断をして本当に良かったと、今は心から思っています。
皆さんも様々なプレッシャーに押しつぶされそうになることもあると思いますが、自分の思いを信じて、限界を決めず、一緒に挑戦し続けましょう！