学部紹介
教員紹介
野田 智子

日本語を教え、日本語を学びみつめる
野田 智子 (のだ・ともこ)
兵庫県出身。長崎大学多文化社会学研究科修了(学術修士)。専門は日本語教育、方言学。2025年2月より多文化社会学部。
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Q.ご自身の研究を紹介してください。
各地の方言に息づく日本語の多様なすがた
日本語の多様性に興味があり、現在は、長崎県内を中心に方言の研究をしています。例えば島原半島だけをみても、ことばのバリエーションは非常に豊かです。校区など、生活圏や文化・習俗を同じくする最小単位の地域内でも、言語差が顕著にあらわれる場合が多々あります。そういうところに面白みを感じながら、各地の言語使用の在り様をフィールドワークによって聞き取り、記録して残すことを目標に取り組んでいます。
【PHOTO】周辺地域との言語差が大きい「言語の島」とされる雲仙市南串山町国崎半島。方言調査はかつて「踏み絵」の現場であったという旧庄屋屋敷、現雲仙市歴史資料館南串山展示館で行っています。
Q.どのような授業になりますか。
留学生のための日本語・日本語教員になるための科目
留学生対象の日本語の授業と、日本語教員の国家資格取得に必要な「日本語教員養成プログラム」のうちの一部の科目を担当しています。留学生対象の日本語の授業では、読む・書く・聞く・話す(発表・やり取り)の各技能のレベルアップを図りつつ、長崎大学での留学中の学習や経験がより意義深いものとなるよう、地域の話題や文化に触れられるような教材に取り組んでいます。また、日本語教員養成プログラムの科目では、日本語を客観的にとらえ、さまざまなバックグラウンドやニーズをもつ学習者の立場を理解して授業ができる教員を育てることを念頭に置いています。令和5年度に登録日本語教員という国家資格が創設されました。認定日本語教育機関で日本語教育を行うには、この資格が必要です。その養成課程で求められる最新の内容を取り込みながら、実践的に日本語教員の資質を身に付けていく授業です。























