学部紹介
ライデン大学日本学科の学生が
長崎大学のサマープログラムに参加しました
8月19日から27日にかけて、ライデン大学日本学科の1年生13名が長崎大学のサマープログラムに参加しました。
これは長崎大学留学生センターが実施している「留学生センターサマープログラム」で、今年が3年目となります。長崎大学とライデン大学は1998年に学術交流協定を結び、現在まで学生と教員の相互交流が活発に続けられています。
滞在中、留学生センターにおいて日本語や日本文化についての授業を受けたほか、茶道体験やよさこい体験を通して、いまの日本を体験していました。
彼らの日本語は、1年間しか勉強していないとは思えないほどです。とても上手な日本語を話す彼らに、日本語と英語でお話をうかがいました。(発言者のお名前は匿名とし、アルファベットで仮名をつけてあります。)
- みなさんはライデン大学で日本語を専攻していますが、日本語を勉強しようとしたきっかけは?
-
— 私は料理ですね。日本の料理。とくにラーメンが好きなんです。
(男性Aさん)— あと、オランダではお好み焼きも食べられますよ。
(男子Bさん)— 私は日本語そのものに興味がありましたね。それと日本人は親切ですから。
(女性Cさん)
- でも、日本語はヨーロッパのことばと全くちがいますよ。日本人が英語を勉強「しなきゃならない」のとはだいぶ違うでしょう?
-
— まったく異なっていることこそが面白いんです。
(男性Dさん)
- ほかにはどうですか?日本語を勉強しようと考えたきっかけは?
-
— 私は日本の音楽が好きなの。とくにビジュアル系!
(女性Eさん)— 私は「おたく」です(一同大笑い)。日本のアニメが大好きだから、日本に来て、公開されたばかりの「風立ちぬ」を見ることができてうれしいです。
(女性Fさん)
- ありがとう。みなさんは1週間ほど長崎に滞在しまたしたけど、この町にどんな印象を持ちましたか?
-
— いい町ですね。大好きです。
(男性Bさん)— でも路面電車が夜の10時半に終わっちゃうのがちょっと早いですね。オランダの鉄道はほぼ24時間走っています。
(男性Gさん)— オランダと長崎の関係をはじめてちゃんと見ました。出島のことはライデンではちょっとだけ勉強しましたが、ここで本物の出島を見学できて本当によかったです。
(女性Cさん)— それにしても、出島は小さかったですねー。
(男性Bさん)
- 来年開設予定の多文化社会学部には「オランダ特別コース」というコースがあって、10人の学生がライデン大学に1年間留学することになっています。ライデン大学やライデンの町の魅力を教えてください。
-
— ライデンはもっともオランダらしい町だと思います。運河があって、古い町並みを楽しむことができます。
(女性Fさん)— ライデン大学はオランダで一番古い大学です。
(女性Hさん)— そうそう。そして「イチバン・イイ」大学ですよ。
(男性Bさん)
- 最後に、日本の高校生や大学生にメッセージをお願いします。
-
— ぜひ日本の外に出て、たくさんの人に出会ってください。
(男性Aさん)— 皆さんに友達になりましょう。
(女性Cさん)— 日本の学生は、外国人をちょっと怖がって見るみたいだけど、私たちぜんぜん怖くないですよ−。
(女性Iさん)
多文化社会学部ではオランダ特別コースだけでなく、すべてのコースにおいて短期留学を必須としています。 グローバル社会コースでも中期・長期の留学が必須ですし、他のコース(社会動態、共生文化)でも積極的に留学に出ることを推奨しています。