キャリア・就職
卒業生のキャリア紹介
大平 花奈
長崎市役所南総合事務所地域福祉課
―現在の仕事内容を教えてください。
南総合事務所が位置する三和をはじめとして、香焼や野母崎、伊王島など長崎市南部地区にある公民館等の維持管理を主に行っています。公民館等の多くは、築年数が40年以上経過しており、あらゆる箇所が老朽化しているため、修繕が必要となります。私は、その修繕の手配や空調機、パソコンなどの備品購入を行っています。
現在は、市民の方ではなく、業者の方と接する機会が多いです。
―多文化社会学部での学びはどのように生かされていますか?
多文化社会学部での学びは、キャリア形成に生かされています。市役所にはさまざまなジャンルの部署があり、多文化社会学部で学んだ国際文化や各国の歴史に関わりのある部署もあります。
多文化社会学部で学んだことが生かせる部署につきたいと考え、希望を出し、2年前は国際課に所属していました。
―長崎での学生生活は、今の仕事にどのように役立っていますか?
学生時代していたラーメン屋の接客バイトは、市民の方をはじめとして、業者の方や職場でのコミュニケーションを取る中で役立っています。また、多文化社会学部で出会った友達と今も連絡を取り合い、仕事の相談相手になってもらうなど、社会に出てからも大切な存在となっています。
受験生・在学生へのメッセージをお願いします。
多文化社会学部では、英語をはじめとした語学だけでなく、世界各国の文化や歴史など幅広く学ぶことができます。私も授業を通して、世界の各地域の文化や問題を知り、視野が広がりました。
また、オランダへ留学した際、日本では当たり前だったことが、当たり前ではない経験をたくさんし、衝撃を受けるとともに、価値観が変化し、人生に大きな影響を与えました。多文化社会学部で学んだことは、現代のグローバル社会で生きてく中で必ず役に立つと時が来ると思います。みなさんにとって、実りのある大学生活になることを願っています。