学部紹介

    教員紹介

    ギュルベヤズ・アブドゥルラッハマン

    「人間は何よりもまず言葉であり、…」

    アブドゥルラッハマン・ギュルベヤズ(Abdurrahman Gülbeyaz)
    ハンブルグ大学大学院言語学研究科修士課程修了(英語学専攻)。大阪大学大学院人間科学研究科にて博士号取得。大阪大学言語文化研究科准教授、サラハッディン(エルビル)大学言語学部教授を経て2018年2月から長崎大学多文化社会学部。専門は言語学、記号論、社会学、音楽学。
    主な著書に、『Meaning in Language and Music: Sign and Slaughter』(松本工房)、『国際学入門 言語・文化・地域から考える』(共著・法律文化社 )、『しっかり学ぶトルコ語』(ペレ出版)、『社会的葛藤と言語行為』(共著・松本工房)などがある。

    Q.ご自身の研究を紹介してください。
    長期にわたる社会的対立は、言語的な対立と見なすことができるのではないだろうか。
    テーマの一つとして2013年から、社会的葛藤状況と参加社会集団の言語における変容過程との関係を、主にドイツ、ギリシャ、クルド、トルコをフィールドとして、実質調査し分析しました。その研究の結果はとりわけ、単⼀性、すなわち⼀様であること、均質性等が破壊を引き起こし、逆に言えば、多様性が和解や平和の前提条件であることを裏付けました。多様性は生命の出現と維持の絶対前提条件であることは社会環境だけではなく、自然環境にも当てはまる普遍的な原理でしょう。
    ここ数年は、社会言語学的なパラメータを解読することによって、潜在的社会紛争の予測を可能にする「早期警戒方法」の展開にも取り組んでいます。
    今後は、調査の中心を日本で社会的多様性の歴史のある長崎とその周辺にも目を向けて続けたいとおもいます。

    【PHOTO】クルディスタン地方の中心部に位置しているマルディンの取材にて。文明史上、多言語・多宗教の領域で、社会的多様性の世界的中心地でした。

    Q.どのような授業になりますか。
    専門科目「メディア文化論」
    メディア文化論は、新聞・テレビなど従来のメディアや、インターネットなどの新しいメディアに関してだけでなく、社会学、文化論、社会心理学等、政治経済学などを横断して学びます。
    メディアにおける「言葉」を中心に、情報社会の歴史やメディアが社会に与える影響力、社会的機能などを、具体的事例を通して考察していきます。
    メディアの仕組みや意味が解読、批判出来るようになることは、自分たちの社会・世界を読み解く力になります。

    【PHOTO】チグリス・ユーフラテス両河川の間に位置するモール・ハナンヨ修道院は、シリア正教会で、キリスト教の最も古い教会の一つであり、一神教の出現の遥か前、メソポタミアの太陽神であるシャマシュの聖堂でもありました。シャマシュへの祈りをささげるための礼拝堂は、今も教会の地下階に原状のままに保存されています。

    Q.メッセージをお願いします。
    人間は本来多数の言語を使いこなせる存在です。単一言語主義は、高度に工業化し経済発展した現代社会固有の異常な現象です。自らの日常言語使用を批判的に検討し、あらゆる機会に自分の言語能力や言語行動を、豊かで多様にするよう懸命に努力しましょう。

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