ごあいさつ

    学部長メッセージ 多文化社会学部長・中村 則弘


    学部長メッセージ

    まだ見ぬ希望の道筋に向かって

    現代においては、グローバル化のなかで複数文化の共生と協働が求められています。長崎大学多文化社会学部は、この時代的要請に真正面から応えようとするものです。そこで、国際的に活躍できるグローバル人材の育成ということを教育理念に掲げ、海外留学やフィールドワークなどを広く取り入れ、これまでとは異なる大学での学びを実現しようと取り組んでいます。また、複数文化の共生と協働ということでは、「地球規模で考え、地域で行動する」ということが求められることとならざるを得ません。そうであるならば、「地域で考え、地球規模で行動する」ということも考えておいてよいでしょう。とすれば、地域にねざした大学から世界を俯瞰し、行動する力を涵養することこそ、いまの時代が未来を担う世代に求めていることなのかも知れません。

    ところで近年では、アジア各地の大学はもとより、ヨーロッパの大学を訪れる機会も増えてきました。そのなかで、痛切に感じることがあります。それは、ヨーロッパの大学が、総じて個性豊かなことです。地域の歴史や文化が深くかかわっていることは、間違いありません。ひるがえって、最も個性が感じられないのは、身近な、東アジアの諸大学だと思えます。それは何より、画一化しようとする力があまりに強く反映してきたからでしょう。また、地域に根差した市民性が活かされていなかったことも忘れてはならないでしょう。グローバルとローカルの結びつきの重要性が広く認められる時代において、東アジアの諸大学が深く自省すべきであることは確かです。歴史と文化にねざした、地域的個性を活かした学びの場をつくりあげることが必要なのであり、日本・アジアを見渡しても長崎大学は出色の位置にあると断言できます。

    「希望とは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。歩く人が多くなればそれが道になるのだ」と、魯迅は『故郷』のなかで語りました。付け加えれば、道はない地上に、誰かが初めてまだ見ぬ希望の足跡をつけていたのです。前途が平坦なものでないことは明らかです。長崎大学多文化社会学部も、まだ見ぬ希望の道筋を開かんものと奮闘しているのです。歴史ゆたかな長崎から、世界に向けてとびたち、新しい時代や価値、文化を創造してゆきましょう。

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