学部紹介
学生からのメッセージ
多文化社会学部の卒業生、在学生から、受験生へのメッセージを紹介します。
日本で一番オランダに近い大学
オランダ特別コース 4年(※2019年度)
江頭 つむぎ
大阪府立箕面高等学校 出身
私は、ヨーロッパの名門大学ライデン大学への留学に惹かれ、日本で唯一オランダ特別コースのある多文化社会学部を選びました。
江戸時代の出島を通じた交易など、歴史的にオランダとの縁が深い長崎は、いまでも日本で一番オランダに近い場所と言えます。長崎には、出島をはじめオランダとの交流の名残が数多くあり、実際にそれらに触れることもできます。日常的にもオランダの方と過ごす機会が多く、大学ではオランダ語はもちろん、ライデン大学からの招聘教授によるオランダの文化や歴史についての講義もありました。
渡航前には、長い時間を海外で過ごすことに不安はありましたが、日本でしっかりと土台を作ってから留学を迎えることができたのは、大きな強みになっています。ライデン大学では、様々な国から集まった留学生たちとの交流も多く、新たな発見の日々を過ごしています。
Ik hoop dat je aan onze universiteit Nederlandkunde komt studeren !
異文化を肌で感じる留学体験は、成長へのステップ
社会動態コース 3年(※2019年度)
神谷 怜
福岡雙葉高等学校 出身
多文化社会学部では、人文社会系の学問分野の基礎を幅広く学んだ後、最終的に自分の関心のある分野をより深く学ぶことができます。
私は、第2外国語として中国語を学ぶうちに実際に現地に行ってみたいと思うようになり、2年次には西安での短期留学に参加しました。3年次の9月から1年間、中国政府奨学金留学生として上海外国語大学で主に中国の言語や文化について学んでいます。世界各国からの留学生たちと寝食をともにし、異文化を肌で感じる楽しい日々です。また、日本を離れて生活することは、勉学のみならず自分自身を成長させる大きなチャンスだと思っています。
これからの時代、グローバル化が進み、世界はますますボーダレスになっていくことでしょう。世界には、数え切れないほど多様な民族・言語・文化が存在します。多文化社会学部での様々な経験が、そのような世界へ羽ばたくための大きなステップとなることは間違いないと思います。
様々な経験を通じて未来へのきっかけに
株式会社フジテレビジョン
秀 総一郎
グローバル社会コース(※現 国際公共政策コース)
在学中にマンハイム大学(ドイツ)へ留学 2017年度卒
みなさんにとって大学とはどのような場所ですか。
私はこの多文化社会学部で過ごした4年間を通して、自らの可能性を広げることのできる場所だと感じました。
多文化社会学部には、人類学から国際政治学まで様々な専門分野の先生が在籍しており、幅広い分野の講義を受けることができます。また、留学や海外フィールドワーク実習など、他では考えられないほど可能性に満ちた経験ができる学部であることも間違いありません。
私は、1年次に受けた講義がきっかけでNGO団体に所属し、その経験がテレビの報道の現場で働きたいと思うようになったきっかけにもなっています。
現在はテレビ局の報道の現場で働いています。まだ入社1年目ですが、多文化社会学部で学んだ幅広い経験を活かし、迅速かつ正確に、分かりやすくニュースを伝えることのできる報道記者を目指し、日々精進しています。
海外フィールドワークをかけがえのない経験に
株式会社長崎新聞社
牧 夕莉子
共生文化コース 2017年度卒
私は現在、長崎新聞社でイベントの企画や運営を担当しており、中学生の英語力向上を目的とした事業から展覧会、クリスマスまで、多種多様なイベントに関わっています。中には「長崎大学リレー講座」など母校と関係する仕事もあり、地元で働くからこそ味わえる感慨深い経験をしています。
在学中は、何事にも意欲的・積極的に取り組む同級生に囲まれたおかげで、前向きに勉強を続けることができました。また、学部には個性的なプログラムが多く、私が3年次に参加した「海外フィールドワーク実習」もその一つです。実習では、タンザニアのザンジバル島に3週間滞在しながら「観光業における『ザンジバル島』の魅せ方」に関する調査を行いました。自分の興味・関心と向き合い、テーマを設定して調査を進め、言語化する作業は難しいものでしたが、様々な発見が得られるとても貴重な経験でした。
大学で身につけた、主体的に学び挑戦する姿勢は、常に勉強が必要な社会人生活においてとても役に立っています。