重点研究課題 【イベント】

    公開研究会「ノマド化するモンゴル世界―モンゴルをとりまくエスノスケープとアイデンティティの重層的動態―」

    2018/01/23

    日時:2018年2月2日(金)13:00~17:00

    会場:長崎大学グローバル教育・学生支援棟G-3A講義室

    主催:科研費基盤研究(B)「モンゴルをとりまくエスノスケープとアイデンティティの重層的動態に関する実証的研究」

    共催:長崎大学重点研究課題「「リスク社会」を生き続けるための人文社会科学の超域的研究拠点形成」

     

    プログラム:

    13:00~13:05 趣旨説明 滝澤克彦(長崎大学)

    13:05~15:50 研究報告(各30分、途中休憩15分)

    賽漢卓娜(長崎大学)「北京のモンゴル族第2世代における民族意識の動態―複数のローカリティのあいだで」

    温都日娜(内モンゴル大学)「再創造されつつある現代モンゴル族の民族意識―族際婚姻家族次世代中心に」

    荒井幸康(北海道大学)「オイラート系モンゴル人の「東帰」をめぐる記憶の場―新疆ウイグル自治区バヤンゴル・モンゴル自治州の問題から」

    島村一平(滋賀県立大学)「オーラリティの共同体、あるいは国境を越えるヒップホップ―現代モンゴルにおけるHip Hopが紡ぎだす公共圏に関する考察」

    滝澤克彦(長崎大学)「信仰と民族の相克―在外モンゴル人におけるアイデンティティの文脈」

    16:00~17:00 総合討論

     

    概要:

     モンゴル系諸民族は、近代以降、激動の歴史を歩んできた。彼らは、国境により分断され、定住化や都市化といったそれまで経験したことがない社会的変化を経験してきた。さらに、1990年以降の急速なグローバル化はその変化を加速させ、人々の生活はもはやモンゴルの伝統的イメージを大きく逸脱するものとなりつつある。いま、モンゴル系の人々は、自らの文化や伝統を改めて見つめ直すべき状況に置かれている。そこで、彼らはどのように「モンゴル」を捉え直し、そこに自らを位置づけ、それを表現しようとしているのだろうか。

     本研究会では、特にグローバル化の進展にともない外国宗教への改宗や国際/国内移動、族際結婚などによって境界的状況に置かれた人々に注目し、彼らが「モンゴルとは何か」という課題と改めて向き合うなかで、いかにして新たな「モンゴル」イメージを生み出してきたかを、「エスノスケープ」という概念を軸に検討する。

     

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