学部・研究科からのお知らせ

    映画「ワタシタチハニンゲンダ!」上映会をふり返って

    2024/02/02 トピックス

     2024年1月10日、映画「ワタシタチハニンゲンダ!」上映会(長崎大学多文化社会学部・長崎大学学生団体STARs主催)が、長崎大学文教キャンパス中部講堂において対面で開催され、本学学生や市民の方々など99名が参加しました。

     上映会は、現代的な社会問題を描いた映画の鑑賞の機会を長崎で提供し、さらに、多くの方に多文化共生社会について考えていただく目的で企画されました。映画「ワタシタチハニンゲンダ!」(2022年、高賛侑(コウ・チャニュウ)監督)は、2023年4月、ニューヨーク・インターナショナル・映画賞(NYIFA)において長編ドキュメンタリー賞のファイナリスト5作品の一つに選出され、さらに同年7月、国際ニューヨーク映画祭(INYFF)においてはベストドキュメンタリーを受賞しました。

     本作品は、日本政府による在日外国人への差別政策に焦点を当てています。たとえば、高校無償化制度からの朝鮮学校の排除や技能実習生の酷使、入管被収容者への劣悪な処遇などの問題が扱われています。当事者の証言など一般には入手困難な証拠資料が数多く使用され、世代や国を問わず、現代社会を生きるあらゆる人々に示唆を与える作品です。

     上映会では、高監督による講演と参加者との質疑応答も行われました。高監督は、この作品を通じて在日外国人差別政策の根絶を目指していること、また参加者の繋がりによって本作品をなるべく多くの方に共有したいことを訴えました。

     参加者からは、「テレビや新聞では知り得ない生々しい事実を知ることができた」、「人の人生・生命にかかわる重大な問題が身近に起きていたとは知らなかった」、「望ましい多文化共生社会の在り方を改めて考えさせられる」などの感想が寄せられました。

     

    中部講堂で開催された上映会(写真中央:髙賛侑監督)

    髙賛侑監督による講演

    主催であるSTARsによる司会

    参加者からの感想や質問を紹介するSTARs鈴木さん

     
    ⇒一覧に戻る
    ページトップへ
    • YouTube チャンネル
    • 進学説明会
    • 長崎大学多文化社会学部・研究科 パンフレットダウンロード
    • 留学について
    • 「国際学寮ホルテンシア」について
    • 卒業後の進路
    • KEY Program
    • 長崎大学多文化社会学部・研究科 Twitter
    • 長崎大学多文化社会学部・研究科 Instagram