学部・研究科からのお知らせ

    第2回キャリア支援講座:自分のやりたいことを仕事にする~NPOと青年海外協力隊の仕事について知ろう~

    2014/12/04 トピックス

    12月4日、特定非営利活動法人(NPO法人)「ハロハロ」代表の成瀬悠さんと、JICAデスク長崎・国際協力推進員の木村暁代さんをお招きし、第2回キャリア支援講座を開催しました。

    成瀬さんは、「援助ではなく、働く機会を」をモットーに、フィリピンの住民組織と協力しながら、現地の人々の教育や自立を支援する活動を行っています。活動の資金限は、生産者に適正な賃金を支払う「フェア・トレード(公正なお買い物)」という方法で販売する雑貨。ハロハロは、協働団体の人々が廃材から雑貨を作り、自分たちの手で得たお金を自分たちの地域の発展のために使うことができるよう、フェア・トレードをとおしてサポートしています。この日の「誰もが魅力的に働き生きる社会へ」というタイトルのご講演では、大学卒業後に就職した会社でお金のために働く毎日に疑問を感じていたこと、「社会企業家」という言葉との出会い、フィリピンでのワークキャンプへの参加などを経て「ハロハロ」を立ち上げた経緯も、お話いただきました。現地の人々のためになる支援とは何かをいつも考えているというお話が印象的でした。

    JICAデスク長崎の木村さんは、「国際協力って何だろう~青年海外協力隊の経験から」と題したご講演で、青年海外協力隊に参加し、フィリピンで青少年活動として大学で日本語教育、異文化理解、環境教育や平和教育に携わった経験を話されました。また、フィリピンでの活動中に悩んだ経験から「国際協力って何だろう?」と考えるようになったこと、その答えは自分で出かけて、見て、触れて、感じてこそ得られるものだと思うというお話には、共感する学生が多かったようです。木村さんは、現在、「国際協力」と「長崎」をつなぐためのお仕事をされており、国際協力に興味のある学生には、地元で相談できる頼もしいリソース・パーソンとの出会いにもなりました。さらに、JICA(国際協力機構)の仕事に関する質問も出て、国際協力に関する学生の関心の高さがうかがえました。

    講師のお二人は学生とも比較的年齢が近く、それぞれ日本で会社に就職したあと、NPO法人の創設や海外でのボランティア活動に転身されたという経験をお持ちです。学生からは、就職や将来の働き方について、新しい視点が学べて非常に参考になったという感想が多く寄せられました。

     jobseminar_20141204

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