学部・研究科からのお知らせ

    キャリア支援講座の開催~海外駐在員ってどんな生活?~

    2016/06/24 トピックス

    日蘭協会(名誉総裁・秋篠宮文仁親王殿下, 会長・古森重隆氏・富士フイルムホールディングス会長・CEO)のご協力を得て6月17日、同協会会員企業から講師をお招きし「海外駐在員の経験」をテーマに就職セミナーを開催しました。

     

    講師は、商船三井ロジスティクス(株)常務取締役の室越城太氏と、富士フイルム(株)高機能材料開発本部統括マネージャーの吉田光一氏のお二人。いずれも欧州とくにオランダに10年近い長期にわたる駐在経験をお持ちです。セミナーでは歴史・文化、欧州経済におけるハブ機能といったオランダの特徴を、二人の講師それぞれの実体験を下にご説明していただきました。さらに商船三井および商船三井ロジスティック、富士フイルムそれぞれの欧州とオランダでの事業戦略の概要説明に続き、両氏が経験したオランダと日本の生活の違いをレクチャーしていただきました。

     

    多文化社会学部のオランダ特別コース(1~3年生)を中心に、海外とのかかわりを将来の職業選択の際に重要視している学生からは、海外駐在経験がその後の会社人生にどのように影響してくるのか、英語が日常生活で通用するオランダで現地語を習得するメリットは何か、駐在員のような長期滞在ではなく半年~一年でも留学することに意味があるのか―など多数の質問が寄せられました。

     

    室越、吉田両氏は学生の質疑に対し、異文化を体験する楽しさや、駐在経験を通じた他者を受け入れることの重要性を自覚したことなどについて、経験に基づきお話しされました。

    最後に「人間はいくつになっても変わることができる」「積極的に海外にチャレンジして欲しい」とのメッセージをいただきました。

     

    全体セミナー終了後は、希望者のみを集めて座談会を実施しました。業界の将来展望と各社の海外事業戦略のほか、女性の働き方や就職活動をする上で気をつけたことなど、普段なかなか聞くことのできない貴重な体験談に触れ、参加した学生から多くの質問が寄せられていました。

     

    なお、日蘭協会は「オランダおよび日本に関連する事項と文化の相互の紹介および理解の促進、両国国民の友好親善に寄与することを目的」とする友好団体(1912年発足、第二次大戦後1954年再発足)であり、日本で唯一のオランダ特別コースを開設する多文化社会学部とは今後、情報交換やイベントの共催など幅広く交流を重ねていく方針です。

     

     

     

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