学部・研究科からのお知らせ

    外務省・外交講座が実施されました

    2023/12/11 トピックス

    多文化社会学部 西田充教授の「大使館連続講義」において、10月3日(火)、外務省軍備不拡散・科学部長の北川克郎氏をお招きし、日本の軍縮に関する講義をしていただきました。

     

    外交講座とは、外務省が実施する事業であり、外務省職員を全国各地の大学に講師として派遣し、講義を行うものです。今回は、全学モジュール科目、教養モジュール科目である「核兵器とは何か」を履修する学生及び多文化社会学部の科目である「大使館連続講義」を履修する学生を対象に、核軍縮に関する日本の基本的な考え方や諸外国の現状、そして現在進行している外交の取組についてお話ししていただきました。

     

    以下、聴講した学生の感想の一部です。

     

    • 核兵器を完全に廃絶するという理想と不安定さを増す安全保障環境という現実のギャップが大きいことに印象を受けました。私は国際関係や安全保障を勉強したくて長崎大学に入学したので元々考えていたことではあるのですが、北川さんのお話や質問への回答を聞いていると、そのギャップを克服することが想像よりも厳しいことだと伝わりました。

     

    • ロシアによる核兵器の恫喝や中国による核兵器増強などの情勢をニュースで見ていたので、私は困難があっても早く核軍縮をするよう努める必要があるのではないか、と考えていましたが、最も大事なのは今核兵器を使わせないことであり、間違った方向に国を向かわせないことなのだと考えが変わりました。

     

    • 核兵器禁止条約の存在を知り、日本もそれに加盟すればいいと短絡的に考えたが、講義を通して、核兵器を廃絶し軍縮を図ることがどれほど複雑で難しいことか分かった。そのため、今の段階では核を増やさないことに注力するべきだと思った。他国に対する信頼や安心感も軍縮につながると思う。その観点から、外交活動などを行うことも、少なからず国際社会の軍縮につながると思い、あらためて外交活動の重要性を感じた。

     

     

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