学部からのお知らせ
オランダ王国大使館全権公使をお招きした講義を実施しました
2023/12/11 トピックス
多文化社会学部 西田充教授の「大使館連続講義」において、10月12日(木)、オランダ王国大使館のテオ・ペータス全権公使・臨時代理大使をお招きし、オランダと日本や長崎とのつながりについて講義をしていただきました。
ペータス氏は、第2次世界大戦中、日本の外交官・杉原千畝とともにユダヤ人救出のためにビザの発給に尽力した在リトアニアオランダ領事館のヤン・ズワルテンダイク領事について紹介し、その後、自身の日本での生活について、そして、現在の日本とオランダとの関係についてお話をいただきました。
多文化社会学部の科目である大使館連続講義では、毎年オランダ王国大使館からゲストをお招きし、講義をしていただいております。講義には、大使館連続講義を受講している学生のみならず、オランダ特別コースの学生も参加し、質疑応答も活発にされていました。
以下、参加した学生の感想です。
- 第二次世界大戦時の「命のビザ」のエピソードの話をされたことが興味深かったです。ペータス大使は迫害されたユダヤ人救出のために尽力した方と同じような立場にあって、本省からの命令違反とはいえどもビザを発行した彼らの行動に感じるものがあるのだろうなと感じました。
- 外交官になろうと考えたきっかけがとても興味深かった。私は海外にワーキングホリデーやインターンシップをしようかとても迷っていたのですが、今回の講義を聞いて、大使の日本での経験や海外に行って視野を広げたほうが良いというアドバイスを聞いて、絶対に大学生の間に海外に行こうと思った。
- 大使がとてもフレンドリーで、トピックもさまざまな分野にわたっていたので、講義を受けているとは思えないほど楽しかった。