学部からのお知らせ
多文化社会学部のトート・ルディ助教が懸賞論文「幕末長崎・大浦慶による日本茶初輸出の史実探索」において銀賞を受賞しました。
2025/06/30
多文化社会学部のトート・ルディ助教が懸賞論文「幕末長崎・大浦慶による日本茶初輸出の史実探索」(主催:長崎・大浦慶日本茶輸出 歴史研究会)の「テーマⅡ:論文部門」において、銀賞を受賞しました。 今回の受賞に際し、トート助教は、「今回の調査では、特にテクストルの活動と、出島オランダ商館の製茶見本の入手とオランダへの送付の取り組みなど、幕末長崎からの日本茶輸出の全体像についてはよく分かったが、オランダ側史料には肝心なこと、すなわち大浦慶の製茶輸出への直接の言及はありませんでした。それにもかかわらず論文を史実解明への一定の貢献としてご評価いただいたことは、大変光栄であるとともに、今後の更なる調査の励ましにもなっており、大変ありがたく思っています。」と感謝の意を述べました。 また、「オランダ側史料は今回の調査でたくさん見ましたが、イギリスや、大浦とオルトが最初に製茶を輸出したとされるアメリカ、そして1860年代の多くの輸出日本茶の経由地であった上海にも関係史料が残っている可能性があります。いつか調べることができればと考えています。」と今後の意気込みを語りました。
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授賞式の様子(写真中央右:トート・ルディ助教) |
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授賞式の様子(写真左から2番目:トートルディ助教) |