学部からのお知らせ
2025年度多文化社会学研究科博士前期・後期課程の学生募集の開始について
2024/03/15 トピックス
Winter Program 2024を実施しました
2024/02/28 トピックス
2024年2月13日~2月27日にかけて、留学生向けのWinter Program 2024を実施しました。プログラムのテーマを「長崎で・長崎を 学ぶ」とし、 (1)平和と核廃絶、(2)長崎の世界文化遺産、(3)大陸との文化交流史の3つのサブテーマを設定し、講義と巡検、グループワークを通じて学習しました。
長崎の坂本地区での巡検では、平和公園・爆心地周辺の被爆遺構や関連施設を巡り、波佐見・有田地区での巡検では、朝鮮半島から伝わった陶磁器の歴史を学び、長崎市内の巡検では、世界文化遺産関連施設や長崎に根付く中国文化を感じられる施設・場所を歩いて見て回りました。
また、プログラム参加学生の他にも、長崎大学の学生も一部の日程に参加し、様々な言語を交えながら、交流を行っていました。
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在福岡大韓民国総領事館・領事をお招きした講義を実施しました
2024/02/26 トピックス
多文化社会学部 西田充教授の「大使館連続講義」において在福岡大韓民国総領事館のイジュンオ領事をお招きし、在福岡大韓民国総領事館の役割および九州沖縄と韓国との関係について講義をしていただきました。
イジュンオ領事は、九州地域内における韓国と日本の関係を歴史背景を紐解きながら、今でも九州各地に残るこれまでの両国の関係の名残を紹介し、これからの両国のさらなる友好関係の構築ために九州地域には期待していると述べられていました。
以下、参加した学生の感想です。
- 「誠信外交」の気持ちで、お互いの文化や価値観を理解・尊重し合うことを大切にしていきたいと思いました。そのために、両国間のさまざまな交流はもちろん、歴史について韓国の人々はどのような視点を持っているのか知ることが大切になるということが、講義で学んだことでもっとも印象的でした。
- 李領事が、「歴史の真偽を確かめるのが大切ではなく、お互いに知ろうとすること、理解し尊重しあうことの方がずっと大切だ」と仰っていて、その言葉は最もだと思ったし、一番私の心に響いた言葉だった。韓国人留学生の友達ともっと話をして、互いに深く知りたいと思うようになった。
- 講義を通して、韓国総領事館の職員の方々がどのような仕事をしているのか、海外在住の韓国人の人々のためにどのような働きをしているのか、知ることができました。領事館の役割のなかで、在外国民の保護がもっとも大切であると李領事が話されていて、領事館の職員がもつ責任や使命感を感じることができました。
内閣官房拉致問題対策本部事務局政策企画室長をお招きした講義を実施しました
2024/02/21 トピックス
多文化社会学部 西田充教授の「大使館連続講義」において内閣官房拉致問題対策本部事務局政策企画室長の井関至康さんをお招きし、拉致問題の経緯や現状、北朝鮮をめぐる状況、日本人としてどう向き合えばいいのか、などざっくばらんにお話しして頂きました。
以下、参加した学生の感想です。
- 今回、ご講義で拉致問題の時代的背景や歴史的考察をお聞きするなかで、なぜ北朝鮮が日本人拉致を行なったのかがよく分かりました。そして、金正日が拉致を認めたのは、金正日の嘘を認めることはできないという心境がありつつも、国内の経済悪化の状況、アメリカやロシア、中国など他国との関係が好ましくない状況のなかで、日本に経済協力の活路を見出したからだと知り、拉致問題解決のために、相手の心境を図ることや、国際情勢を学ぶことの重要性を感じました。
- 初めて北朝鮮による拉致問題について知ったとき、自分も拉致被害にあってしまうのではないかと強い恐怖心を抱いた覚えがあります。拉致問題は未解決の問題であり、まずは現在確定している被害者の方の救済が大切であると思いますが、同時にこれから同じような被害者を生み出さないためにはどうすればよいのか知りたいと考えました。
- 日朝首脳会談の実現の凄さを改めて感じることができた。また、国連が拉致問題に冷たかったという点が驚きだった。どのように・どんな理由があって拉致を実行したのか、ずっと理解できていなかった、拉致を認めた理由についても知ることができてよかった。これには時代的背景も関わっているという点に関心を持った。
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第8回長崎学研究発表会で本学部生が発表します。
2024/02/14 トピックス
映画「ワタシタチハニンゲンダ!」上映会をふり返って
2024/02/02 トピックス
2024年1月10日、映画「ワタシタチハニンゲンダ!」上映会(長崎大学多文化社会学部・長崎大学学生団体STARs主催)が、長崎大学文教キャンパス中部講堂において対面で開催され、本学学生や市民の方々など99名が参加しました。
上映会は、現代的な社会問題を描いた映画の鑑賞の機会を長崎で提供し、さらに、多くの方に多文化共生社会について考えていただく目的で企画されました。映画「ワタシタチハニンゲンダ!」(2022年、高賛侑(コウ・チャニュウ)監督)は、2023年4月、ニューヨーク・インターナショナル・映画賞(NYIFA)において長編ドキュメンタリー賞のファイナリスト5作品の一つに選出され、さらに同年7月、国際ニューヨーク映画祭(INYFF)においてはベストドキュメンタリーを受賞しました。
本作品は、日本政府による在日外国人への差別政策に焦点を当てています。たとえば、高校無償化制度からの朝鮮学校の排除や技能実習生の酷使、入管被収容者への劣悪な処遇などの問題が扱われています。当事者の証言など一般には入手困難な証拠資料が数多く使用され、世代や国を問わず、現代社会を生きるあらゆる人々に示唆を与える作品です。
上映会では、高監督による講演と参加者との質疑応答も行われました。高監督は、この作品を通じて在日外国人差別政策の根絶を目指していること、また参加者の繋がりによって本作品をなるべく多くの方に共有したいことを訴えました。
参加者からは、「テレビや新聞では知り得ない生々しい事実を知ることができた」、「人の人生・生命にかかわる重大な問題が身近に起きていたとは知らなかった」、「望ましい多文化共生社会の在り方を改めて考えさせられる」などの感想が寄せられました。
![]() 中部講堂で開催された上映会(写真中央:髙賛侑監督) |
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長崎県中国語コンクールにおいて多文化社会学部の柘植咲良さんが最優秀賞を受賞
2024/02/01 トピックス
1月28日(日)長崎県庁で行われた長崎県中国語コンクールにおいて、多文化社会学部1年の柘植咲良さんが初級・学生の部で最優秀賞を受賞しました。
本コンクールは中国語や中国文化への関心と理解を深めることを目的として開催され、今回で44回目を迎えました。柘植さんは出場した初級の部において3分以内で課題文の朗読を披露し、このたびの受賞となりました。
長崎・起業家育成サミット~多文化社会学研究科2年の栁原沙紀さんがグランプリを受賞~
2024/02/01 トピックス
1月21日(日)に長崎で企業を目指す人が事業プランを発表する「ナガサキ スタートアップ コンパス サミット2024」が長崎市の出島メッセ長崎において開催され、当該事業において、多文化社会学研究科2年生の栁原沙紀さんがグランプリを受賞しました
この事業はふくおかフィナンシャルグループ(FFG)と十八親和銀行、長崎市が主催するもので、2021年から起業家育成のプログラムが実施されました。
今回栁原さんが受賞したのは、東アフリカの小規模農家が直面している貧困から救うために収益増加につながるビジネスを提案するというもの。
栁原さんは「NPOで活動したことはあるが、ビジネスの経験はなかったので受賞は自信につながった。」と喜びを語りました。