学部からのお知らせ
2019年度 多文化社会学部高校生公開講座『多文化を学ぶ、多文化を生きる』
2019/06/04 トピックス
日 程:2019年8月1日(木)~2日(金)
対 象:高校生
受講料:3,000円(公開講座当日に受付にてお支払いをお願いします。)
会 場:長崎大学文教キャンパス(〒852-8521 長崎市文教町1-14)
定 員:長崎県外の高校生…15名
(お申込受付は先着順とし、原則として定員に達した場合、お申込受付終了とさせて
いただきます。申込の際は申込みフォームより送信して下さい。)
長崎県内の高校生…35名
(長崎県内の高校生は,所属する高校にお申込み下さい。)
申込期限:2019年6月26日(水)
高校生公開講座の概要
複数の文化的・言語的背景を持った人びとが、共に働き、生活するという状況は、21世紀になって初めて生じたものではなく、人類の歴史の最初期からありました。しかし、グローバル化が急速に展開することによって、人・カネ・モノ・情報の移動がこれまでにないほど大規模になったことで、複数の文化や言語が同じ社会の中で共生する状況は特に珍しいものではなくなりつつあります。長崎大学多文化社会学部は、このような多文化状況において、言語や文化を異にする他者を理解し、問題解決の道筋を提案・実践できる人材を養成します。
この講座では、3タイプの授業によって、多文化社会学部の学びの基礎を学習します。
講座名『多文化を学ぶ、多文化を生きる』
詳細は、ポスター(PDF版)をご確認ください。
【問い合わせ先】
長崎大学文教地区事務部学務課(多文化社会学部)
電 話:095-819-2030
メール:hss_gakumu●ml.nagasaki-u.ac.jp
※●を@に置き換えて送信してください。
多文化社会学部社会動態コース卒業生 二石 梨香さんの活動がCHOHO67号に掲載されました。
2019/06/04 学生の活動
以下は長崎大学広報誌CHOHO67号(2019年4月発行、PDFはこちら)特集「挑
人生を変えたたった一人の異国での挑戦
国際交流基金アジアセンターが運営するプログラム「日本語パートナーズ」に応募し、約半年間インドネシア東ジャワ州のモジョケルト県に滞在した二石梨香さん。二つの高校で、日本語教師のアシスタントを務めました。
二石さんが日本語パートナーズとして派遣された期間は、2017年9月から2018年4月まで。発音やイントネーションなど、ネイティブの立場から日本語の授業をサポートしました。
インドネシアを訪れたのは初めてだったのですか。
「いいえ。大学2年の夏に1カ月間、国際ワークキャンプに参加して、インドネシアの中学生と高校生を対象にエイズ防止に関する啓発活動をしました。派遣されたブロラ県は、電気や水道が止まるようなところ。親日家が多く生活面でサポートしてくれるなど、歓迎してくれました」。
現地の人たちの優しさに触れ、膨らんでいったのは、長期間滞在してみたいという思い。大学をいったん休学し、日本語パートナーズに参加。再びインドネシアへ渡りました。
「留学ではなくボランティア活動を選んだ理由は、いろいろな立場や境遇の人たちと接しながら生活してみたいと思ったからです。現地では浴衣の着付けや茶道体験など、日本文化を伝える取り組みも行いました。日本に興味がある子どもたちはたくさんいますが、アニメが情報源になっているため、解釈に偏りがあります。正しい情報を伝えることができ、私自身も勉強になりました」。
浴衣の着付けや茶道体験など、日本文化を伝える取り組みも行いました。
卒業後はインドネシアにも事業所を持つメーカーに就職する二石さん。
「エイズの啓発活動も日本語教育も、初めて携わる分野でした。大学生だから経験できた、挑戦だったと思います。今後は仕事を通じて、インドネシアの皆さんに恩返しをしたいです」。
社会動態コース卒業生の二石梨香さん。
多文化社会学部オランダ特別コース4年生 山本 瑞穂さん、同社会動態コース4年生 大淵 菜音子さんの活動がCHOHO66号に掲載されました。
2019/05/31 学生の活動
以下は長崎大学広報誌CHOHO66号(2019年1月発行、PDFはこちら)特集「長崎で学ぶ」より抜粋。
長崎学研究を担う次世代の人材育成
多文化社会学部/長崎学ネットワーク「史料部会」
研究者と共に学び未来像を思い描く
長崎学に関連する研究、調査、資料収集の拠点として、2016年に長崎市が開設した長崎学研究所。開設と同時に、大学、博物館、郷土史研究団体、長崎県から成る「長崎学ネットワーク」が組織され、さまざまな取り組みが行われています。組織と大学の関わりについて、長崎学ネットワークで理事を務める木村直樹教授のお話です。
「長崎には長崎学研究をけん引してきた市民レベルの団体がたくさんあります。しかし、研究という点において、次世代を担う若手が育っているかと言えばそうではありません。今後、人材育成の面で先細りにならないためには、大学といういわば教育組織そのものが直接的に関わる必要があります。具体的には、研究所主催による研究発表会や、長崎学ネットワークが主催する公開学習会が行われており、2018年1月よりネットワーク内に史料部会を立ち上げて、江戸時代の古文書を読み解く勉強会も始めました」。
長崎歴史文化博物館で毎月1回行われている古文書の勉強会では、細川家の書簡を解読。現代的な解釈への置き換えや読み間違いの指摘などディスカッションします。
学生はどのように関わっていますか?「定期的な活動としては古文書の勉強会に参加しています。勉強会は毎月1回、長崎市、長崎県、長崎歴史文化博物館の学芸員の皆さんが集まります。若手が多く、彼らから直接話を聞くことは刺激になりますし、将来は研究者や地方の文化行政に携わりたいと考えている学生にとってロールモデルにもなるのではないでしょうか。また、ローカルな地域からグローバルな世界との関係を学び、自分たちの社会の立ち位置を強く確認することになります」。
この日の勉強会には学生3名が参加。原本と翻刻を見比べる眼差しは真剣そのもの。
古文書の勉強会に参加している、オランダ特別コース4年の山本瑞穂さんと社会動態コース4年の大淵菜音子さん。外から見た長崎という視点で、長崎と関わりが深い熊本藩細川家の書簡を解読しているそうです。
「当時はメールもなく、紙という媒体に頼っていた時代ですが、紙自体が貴重なものだっただけに、書ける内容は限られていました。書簡の中からテンプレートのような言い回しを見つけて、それらを手掛かりに関係性などを読み解いたりもします。難しいですが、学芸員の方は現代語訳にするだけではなく、登場人物や会話の内容まで発表してくださるので、とても勉強になります」。(山本さん)
「例えば、偉い人の名前の前には少し空白を入れるなど、昔の手紙には独特の表現法があり、上下関係まで見えてきます。まるで暗号解読みたいなんですよ。将来も何らかの形で関わりたいと思うほど、古文書を好きになりました。勉強会では、私たち学生が発表や質問をすることもあります。学芸員さんの前で発表するのはドキドキします」。(大淵さん)
地道に積み重ねられてきた長崎学の研究成果を、今後さらに発展させるためには、二人のような若い人材を巻き込み、育んでいくことが大きな力になります。
オランダ特別コース4年の山本瑞穂さん(左)と社会動態コース4年の大淵菜音子さん。
2019年度多文化社会学部進学説明会・相談会・参加イベント情報を更新しました。
2019/05/22 入試情報
2019年度多文化社会学部進学説明会・相談会・参加イベントに関する最新情報はこちらでご覧ください。
多文化社会学部シンポジウム「平和教育のこれから:ハワイと長崎をつないで」
2019/05/21 トピックス
公開シンポジウム「平和教育のこれから:ハワイと長崎をつないで」
●日時:2019年5月28日(火)18:00~20:30
●会場:長崎大学文教キャンパス グローバル教育・学生支援棟4階 文教スカイホール
●概要
このシンポジウムでは、「ハワイと長崎との協働による平和教育実現の可能性」とそれを担う「若者の取り組みと挑戦」に焦点をあて、ハワイ・長崎それぞれの地域における平和教育の現状を紹介し、今後の展開を模索します。長崎大学多文化社会学部が主催するインターンシッププログラムの受入れ先の1つであるパールハーバーから講師をお招きしています。
前半は、日本における平和教育の中心的存在とも言える原爆資料館の取り組み、パールハーバーにおける新しい平和教育の立ち上げにむけた取り組み、そして開発が進むハワイが抱える課題と向き合った平和教育の取り組みを取り上げます。
後半は、長崎で核兵器廃絶や平和教育に取り組む若者たちの実践、更には平和・平和教育を考えるうえで、未だ戦禍の絶えない中東地区の現状について紹介します。更にパネルディスカッションでは、ハワイと長崎における実践事例をもとに、国境をこえて互いの知見を融合し、新たな平和教育の展望を目指して意見交換を行ないます。
●参加費:無料
●主なプログラム
8:00~18:05
趣旨説明・問題提起
白井章詞(長崎大学多文化社会学部・准教授)
18:05~18:25
講演「平和の表と裏─もしもトランプ大統領が原爆資料館を見学したら─」
青来有一(長崎大学核兵器廃絶センター客員教授・作家・元長崎原爆資料館長)
18:25~19:35
事例報告
〇ハワイの事例1
「パールハーバーにおけるプログレッシブ平和学習プログラム
~若者が平和創造イノベーターになるために~」
Frank Middleton(Education Coordinator at National Park Service)
鶴見剛(Hawaii Innovative Knowledge Institute [HIKI] 代表)
〇ハワイの事例2
「地域社会活性化のための平和構築」
Jose Barzola(ハワイ大学スパーク・マツナガ平和研究所研究員・
NPO法人Ceeds of Peaceディレクター)
〇日本(長崎)の事例1
「純心女子高校生の取り組み」
森ひばり(純心女子高等学校3年・生徒会長)
〇日本(長崎)の事例2
「多文化社会学部・学部生の取り組み」
永江早紀(長崎大学多文化社会学部4年)
19:35~19:55
研究報告「戦争と国家性 ― 中東は一体どうなっているか ―」
ギュルベヤズ・アブドゥルラッハマン(長崎大学多文化社会学部・准教授)
19:55~20:25
ディスカッション
司会:鶴見剛
20:25~20:30
閉会の挨拶
葉柳和則(長崎大学多文化社会学部・学部長)
詳細は、以下のポスター(PDF:1.22 MB)をご覧ください。
※長崎大学ホームページ―イベント情報―
http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/about/info/event/event1135.html
長崎大学大学院多文化社会学研究科進学説明会について
2019/04/22 入試情報
長崎大学大学院多文化社会学研究科では,修士課程の入学者を募集します。
以下の日時に概要及び入試について説明会を開催しますので,大学院への進学をお考えの方は,お気軽にご参加ください。
日 時: 2019年5月13日(月) 18:00~19:00(予定)
2019年5月15日(水) 18:00~19:00(予定)
※どちらも同じ内容です。
場 所: 長崎大学文教キャンパス 総合教育研究棟10階 演習室(1)
内 容: ・修士課程の内容(科目群,カリキュラムについて)
・入試の概要
・質疑応答 ※希望者は個別面談も可能です。
問合せ先: 〒852-8521
長崎市文教町1-14
長崎大学文教地区事務部学務課(多文化社会学研究科担当)
電 話: 095-819-2975
メール: hss_gakumu●ml.nagasaki-u.ac.jp
※●を@に置き換えて送信してください。
入試日程についてはこちらをご覧ください。
チラシ(PDF)は以下の画像をクリックしてご覧になれます。
ロッド・エリス先生の講演会について
2019/04/18 トピックス
朝日新聞「長大多文化 環球通信」第11号
2019/04/09 中期・長期留学
2020年度長崎大学大学院多文化社会学研究科(修士課程)の学生募集について
2019/03/28 入試情報
長崎大学大学院多文化社会学研究科では,修士課程の入学者を募集します。
専攻名称:多文化社会学専攻(Department of Global Humanities and Social Sciences)
入学定員:7月期・2月期募集あわせて10人(一般・外国人留学生)
学位名称:修士(学術)(Master of Arts)
【2019年7月期募集】
出願期間:2019年5月27日(月)から2019年5月31日(金)17時まで
入学試験日:2019年7月27日(土)
【2020年2月期募集】
出願期間:2019年12月9日(月)から2019年12月13日(金)17時まで
入学試験日:2020年2月18日(火)
問合せ先:〒852-8521
長崎県長崎市文教町1番14号
長崎大学文教地区事務部学務課(多文化社会学部・多文化社会学研究科担当)
電 話: 095-819-2975
メール: hss_gakumu●ml.nagasaki-u.ac.jp
※●を@に置き換えて送信してください。
2020年度長崎大学大学院多文化社会学研究科(修士課程)学生募集要項は,2019年4月より配布いたします。
2019年4月現在,文部科学省へ多文化社会学研究科(博士後期課程)の設置認可申請(2020年4月開設)を行っており,認可された場合,多文化社会学研究科(修士課程)は2020年4月から多文化社会学研究科(博士前期課程)へ変更となります。
※設置は予定であり内容に変更がある場合があります。
【募集要項の請求方法】
長崎大学文教地区事務部学務課(多文化社会学部・多文化社会学研究科担当) |
長崎大学文教地区事務部学務課(多文化社会学部・多文化社会学研究科)窓口において無料で配付します。(平日9:00~18:00,土・日・祝日を除く。)
※学務課(多文化社会学部・多文化社会学研究科)事務室は,教育学部棟建物(本館)の1階にあります。
郵送により請求する方法 |
封筒の表に「大学院修士課程学生募集要項請求」と朱書きで明記し,下記の住所宛てに請求してください。返信用封筒(A4判が入るサイズ)に宛先を明記し,返信用の切手を貼って同封してください。
資料名 |
返信用封筒に貼る切手の金額 ※( )内は速達料金 |
学生募集要項(1部)
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250円 (530円)
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【依頼先】
〒852-8521 長崎県長崎市文教町1番14号
長崎大学文教地区事務部学務課(多文化社会学部・多文化社会学研究科担当)
着払(ヤマト運輸宅急便)での送付で資料請求する方法 |
送料着払いで送付いたします。
下記項目をFAX又はE-mailでご連絡ください。
料金は,送付部数や送付先で異なりますが,おおよそ1,000円程度になります。
資料請求の記載項目 |
・ 氏名 ・ 「大学院修士課程学生募集要項」請求 ・ 必要部数 ・ 送付先住所 ・ 電話番号(請求内容確認のため電話する場合があります。) |
【連絡先】
〒852-8521 長崎県長崎市文教町1番14号
長崎大学文教地区事務部学務課(多文化社会学部・多文化社会学研究科担当)
電話:095-819-2975
FAX:095-819-2235
E-mail:hss_gakumu●ml.nagasaki-u.ac.jp
※●を@に置き換えて送信してください。
多文化社会学部専任教員 山下 龍助教の対談記事が季刊誌「樂」に掲載されました。
2019/03/28 トピックス
本学部専任教員の山下 龍助教とリチャード・コルネリス・デブール氏(造船関連外資系企業長崎事務所)の対談記事「歴史に導かれた長崎に暮らして見えたもの」が、季刊誌「樂」第42号(特集「長崎と和蘭陀 ~姉妹都市を巡る旅~」)に掲載されました。
季刊誌「樂」第42号については、こちらをご覧ください。
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(PDF、342K) | (PDF、1MB) |
<山下先生 略歴>
1971年オランダ・ライデン市生まれ。
長崎大学グローバル連携機構 機構長特別補佐、多文化社会学部助教、言語教育研究センター助教、医学部研究管理者兼助教、ライデン大学地域研究所研究員(日本文化と歴史専門)。
専門分野は、日欧比較文化、西欧文化史、日本文化史、オランダ語教育。
日本の伝統文化に造詣が深く(肥前松浦伝鎮信流茶道師範など)、10年前に日本国籍を取得。
教員紹介は、こちらをご覧ください。