学部からのお知らせ
大学の世界展開力強化事業 アジア平和と人間の安全保障大学連合長崎短期集中プログラムを実施
2015/02/23 トピックス
2月8日(日)から20日(金)まで、国際健康開発研究科、多文化社会学部では、大学の世界展開力強化事業、長崎短期集中プログラムを実施しました。
開催報告は以下をご覧ください。
多文化社会学部での英語力強化の進捗状況
2015/01/09 トピックス
一年次学生のTOEFL-ITPの点数が、平均514点まで上昇。半年で30点のアップ。
“英語を学ぶ”ではなく“英語で学ぶ”を目指す多文化社会学部。2014年4月の創設から9か月で早くも英語力強化の成果が出始めました。1年生は前期でTransition Program(知の1000時間マラソン)を受けました。Transition Programとは英語科目(7科目)と大学入門科目(3科目)を受講し,「高校での学習」から「大学での探求」へと移行を図るほか、夏季集中講座、英語カフェなどで集中的に英語力を鍛えるものです。
2014年8月には教養ゼミナールにおいて、各班(全10班)でテーマを決定し,英語による発表を行い,優秀な発表を行った班には学部長賞及び副学部長賞を授与しました。9月には約60名が米国・カナダでの3-4週間の短期留学を経験し(残りの約40名も2015年3月にオーストラリアに派遣予定)、英語の学習意欲が向上しています。
このようなプログラムによって2014年前期では484点だったTOEFL-ITPの平均点が、後期には514点までアップしました。学生10人に3人の指導者がつく恵まれた学習環境、全学生に対して各種留学奨学金(長崎大学海外留学奨学金及び多文化社会学部短期留学奨学金)の支給、及び多文化ラウンジのを整備等も、成績アップの後押しになっています。
短期留学先にて(アメリカ・サンフランシスコ)
長崎大学広報誌「CHOHO」(冬季号:2015年1月発行)に、多文化社会学部1年生の座談会が掲載されています。是非ご覧ください。
「CHOHO」(冬季号:2015年1月発行)9ページ
http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/about/info/publicity/file/c050-4.pdf
近江美保准教授が第7回ジェンダー法学会・西尾学術奨励賞を受賞しました
2014/12/15 トピックス
多文化社会学部の近江美保准教授は、平成26年12月7日、第7回ジェンダー法学会・西尾学術奨励賞を受賞しました。
同賞はジェンダーと法に関する若手研究者・実務家の優秀な著書・論文に対して授与されるものです。
著書名
近江美保『貿易自由化と女性―WTO システムに関するフェミニスト分析』尚学社、2013年
詳細はこちらをご覧ください。
学生・留学生宿舎「国際学寮ホルテンシア」への入居について
2014/12/11 トピックス
平成27年4月から、多文化社会学部に入学する学生のみなさまは、原則、入学時から1年間、学生・留学生宿舎「国際学寮ホルテンシア」(仮称:白鳥学生宿舎)に全員入居していただくことになりますのでお知らせします。
長崎大学は、現在、2015年4月の入居に向け、学生・留学生宿舎(136人収容予定、1ユニット4人(外国人留学生1人を含む)のルームシェア形式)の準備を進めております。
多文化社会学部では、外国人留学生との共同生活により、大学キャンパス外でも多文化状況を生み出すことを目的に、当該宿舎を活用する予定です。
学生・留学生用宿舎の概要は、次のとおりです。なお、防犯対策として、各ユニットの玄関及び各個室にカードキー対応ドアを装備しています。
【所在地】
長崎市白鳥町8-1 (大学まで徒歩12分程度)
【入居費用】
月額22,000円(ただし、水道光熱費を除く。)
※ 上記のほか、入居時に借家人賠償責任保険等の加入が必要です。
※ 退去時のクリーニング費用として、10,000円が必要です。
【施設】
集会室、駐輪場
【設備】
個室部分:エアコン、光回線インターネット、TV端子、照明、机、椅子、ベッド、電気スタンド、カードキー対応ドア
共通部分:シャワーブース、システムキッチン、ダイニングセット(テーブル、椅子)、冷蔵庫、電子オーブンレンジ、全自動洗濯機、衣類乾燥機、カードキー対応玄関ドア 等
【食事】
食事の提供はありません。共同キッチンで自炊することができます。
【宿舎外観のイメージ】
※実際と異なる可能性があります。
【部屋のイメージ】
※実際と異なる可能性があります
学生・留学生宿舎の名称が「国際学寮ホルテンシア」に決定しました
2014/12/11 トピックス
学生・留学生宿舎の名称が「国際学寮ホルテンシア」(仮称:白鳥学生宿舎)に決定しました。決定理由については、こちらをご覧ください。
長崎大学の学生・留学生宿舎の名称が「国際学寮ホルテンシア」に決定
http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/about/info/news/news1669.html
平成27年4月から、多文化社会学部に入学する学生のみなさまは、原則、入学時から1年間、「国際学寮ホルテンシア」に全員入居していただくことになります。外国人留学生との共同生活により、大学キャンパス外でも多文化状況を生み出すことを目的に、当該宿舎を活用する予定です。
所在地や設備については、こちらをご覧ください。
http://www.hss.nagasaki-u.ac.jp/dormitory.html
第3回キャリア支援講座:グローバル時代の産業政策・知財政策と私のキャリア
2014/12/11 トピックス
羽藤秀雄氏(特許庁前長官、平成26年現顧問)は12月11日、「グローバル時代の産業政策・知財政策と私のキャリア」をテーマに、多文化社会学部のキャリア支援講座でご講演されました。
羽藤氏は1981年に通商産業省(現・経済産業省)入省。1980年代に全世界で人口に膾炙した『通産省と日本の奇跡』(MITI and the Japanese Miracle: the Growth of Industrial Policy, 1925-1975, (Stanford University Press, 1982. 邦訳:矢野俊比古)や、城山三郎『官僚たちの夏』の中で描かれていた「日本株式会社」の司令塔としての通産省の歩みについて、データを用いながら歴史的に解説していただきました。その上で、急激な変化と遂げてきた日本経済と産業・通商政策の今日の課題に言及し、将来、経済社会の一員となる多文化社会学部生に、(1)好奇心・視野の広さ、(2)向上心、(3)柔軟性、(4)志、という4つの期待を述べて講演を締めくくりました。
第2回キャリア支援講座:自分のやりたいことを仕事にする~NPOと青年海外協力隊の仕事について知ろう~
2014/12/04 トピックス
12月4日、特定非営利活動法人(NPO法人)「ハロハロ」代表の成瀬悠さんと、JICAデスク長崎・国際協力推進員の木村暁代さんをお招きし、第2回キャリア支援講座を開催しました。
成瀬さんは、「援助ではなく、働く機会を」をモットーに、フィリピンの住民組織と協力しながら、現地の人々の教育や自立を支援する活動を行っています。活動の資金限は、生産者に適正な賃金を支払う「フェア・トレード(公正なお買い物)」という方法で販売する雑貨。ハロハロは、協働団体の人々が廃材から雑貨を作り、自分たちの手で得たお金を自分たちの地域の発展のために使うことができるよう、フェア・トレードをとおしてサポートしています。この日の「誰もが魅力的に働き生きる社会へ」というタイトルのご講演では、大学卒業後に就職した会社でお金のために働く毎日に疑問を感じていたこと、「社会企業家」という言葉との出会い、フィリピンでのワークキャンプへの参加などを経て「ハロハロ」を立ち上げた経緯も、お話いただきました。現地の人々のためになる支援とは何かをいつも考えているというお話が印象的でした。
JICAデスク長崎の木村さんは、「国際協力って何だろう~青年海外協力隊の経験から」と題したご講演で、青年海外協力隊に参加し、フィリピンで青少年活動として大学で日本語教育、異文化理解、環境教育や平和教育に携わった経験を話されました。また、フィリピンでの活動中に悩んだ経験から「国際協力って何だろう?」と考えるようになったこと、その答えは自分で出かけて、見て、触れて、感じてこそ得られるものだと思うというお話には、共感する学生が多かったようです。木村さんは、現在、「国際協力」と「長崎」をつなぐためのお仕事をされており、国際協力に興味のある学生には、地元で相談できる頼もしいリソース・パーソンとの出会いにもなりました。さらに、JICA(国際協力機構)の仕事に関する質問も出て、国際協力に関する学生の関心の高さがうかがえました。
講師のお二人は学生とも比較的年齢が近く、それぞれ日本で会社に就職したあと、NPO法人の創設や海外でのボランティア活動に転身されたという経験をお持ちです。学生からは、就職や将来の働き方について、新しい視点が学べて非常に参考になったという感想が多く寄せられました。
第1回支援キャリア講座:グローバル社会の中央銀行と私のプロフェッショナル・ライフ(日本銀行前総裁・白川方明氏)
2014/11/06 トピックス
日本銀行前総裁の白川方明氏(現・青山学院大学特任教授)は10月30日、グローバル社会の中央銀行の役割を通じた日銀マンとしての経験について、多文化社会学部の講義でご講演されました。
白川氏は、学生のキャリア意識の醸成を目的とする「キャリア支援講座」に講師としてご出席し、「グローバル社会の中央銀行と私のプロフェッショナル・ライフ」のテーマで、1972年の日銀入行以来の39年に及ぶキャリアと、各国中央銀行間の国際協力体制について約一時間、お話されました。世界経済の動向や学生時代の生活などの学生からの質疑にも平易かつ丁寧にお答えいただきました。
講演の中では、金融のグローバル化が進む中で遭遇した2008年リーマンショックで発動した金融危機対応策についてご説明され、世界中央銀行が存在しない国際金融の世界では、中央銀行間の信頼に基づく国際協調がグローバル経済の安定に貢献する点を強調しました。
講演の最後に、多文化社会学部の学生に「仕事をする」上での重要なポイントとして、次の7点に言及されました。
1) 問題を発見し、設定することが極めて重要
2) 知的謙虚さが極めて重要
3) 人との交流の重要性
4) 誰かが行動しない限り、物事は実現しない
5) 誠実な仕事を通じて信頼を得ることの重要性
6) 一人の力は限られている。チームの重要性
7) グローバルな情報発信の重要性
韓信大学学生が多文化社会学部を訪問しました~軍艦島スタディツアーで日韓学生交流~
2014/10/22 トピックス
多文化社会学部の教員が主要メンバーを務める長崎大学重点研究課題「東アジア共生プロジェクト」は、10月17、18日の二日間、韓国・韓信(ハンシン)大学・平和と公共センターとの合同企画として日韓学生交流イベントを実施しました。
韓信大学は「韓信青年、アジアを歩く」と銘打って、2010年度からアジア各地の現場で学生同士の交流と相互理解を目的に、スタディツアーを実施しています。今回で3年連続となる長崎ツアーでは、韓信大学からはイ・キホウ教授、学生10人、スタッフを含む合計13人が参加しました。
韓信大学の学生と多文化社会学部の学生合わせて27人は、講義「産業遺産の再発見をめぐる表象の政治―端島/軍艦島に関する新聞記事を手がかりに」(講師・葉柳和則教授)を一緒に聴講し、続く英語での討論でも活発に意見交換を行いました。
軍艦島上陸ツアーを含めて短期間のイベントでしたが、日韓双方の学生ともに十分に交流を深めることができました。韓信大学は「長崎大学と新しい教育ネットワークの構築」(イ・キホウ教授)を強く希望しており、来年度以降もこのイベントは継続の予定です。