学部からのお知らせ
本学部教授木村直樹がNHK土曜ドラマ「わげもん」制作に時代考証として協力しました。
2021/10/28 トピックス
学生団体『STARs』が朝日新聞で紹介されました。
2021/10/27 トピックス
【ゼミ特集】河村ゼミ(国際公共政策コース)
2021/10/25 トピックス
大学らしい授業といえば、「ゼミ」ですよね。でも実際に、ゼミってどんなことをする場所なのか、イメージしにくい人も多いのではないでしょうか。多文化社会学部では、幅広い分野の先生が教えているので、ゼミもまた多岐にわたります。ここでは、各コースから、ゼミをpickupしてご紹介いたします。
~法の視点から社会の問題を考える~
記念すべき第一弾は国際公共政策コースの河村ゼミです。
河村ゼミでは、「戦争と平和」・「ジェンダーと人権」・「宗教と国家」・「グローバルヘルス(感染症)」などの現代社会の諸問題について、「法」の視点から考え、課題について検討します。前期・後期の期間で、それぞれ1冊か2冊の上記の諸問題に関係する本を全員で輪読しながら、多角的に議論を行っています。
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2021年度前期のテーマは「戦争と法」、後期のゼミテーマは「家族と法」。後期は、DVや児童虐待など、家庭で生じる犯罪行為について法が介入することが適切なのか、法が介入する場合にどのような介入をしたらよいのか、海外の立法を比較したり、日本の裁判例を検討したりしながら、家庭における法の意義や在り方とその限界について考察しています。
後期初回のゼミのトピックは、「DV被害者の加害者への反撃」について。DV被害者が、加害者が寝ている間に殺害してしまった場合、殺人罪の成立を否定することは可能か、という論点で、ドイツと日本の立法を比較しながら、現在の日本の法的な課題について議論が行われました。学生からは、「日本の現行の法制度のままだとDV被害者の救済を行うことが十分ではない」、「DV被害者を守るシステムやさらなる法整備が必要ではないか」などの、DV被害者を加害者としないためのセーフティネットの必要性が説かれました。
一般に、法律というと難しい条文や専門用語を勉強するのかなとも思われますが、河村ゼミでは具体的な事例を通して、判例・裁判例の解釈や海外の立法について全員で話し合いながら理解を深めていく、チームワークがとても印象的でした。
現代社会は、従来の規範や制度では解決できない様々な問題に直面しています。河村ゼミは、こうした諸問題に対して、グローバルとローカルな視点から社会を捉え、法学の知識や法学の分析手法(アプローチ)から問題解決の糸口を探っているのですね。
《学生の声》
法学だけでなく社会学も学びたい!
たくさんの分野が学べるのが多文化社会学部の魅力だと思います。その中でも、法学的・社会学的アプローチからジェンダーを学びたいと考え、河村ゼミを選びました。
法学と英語が学べる!
英語と法律が学べる学部ということで、多文化社会学部を選びました。卒業論文では、アメリカにおけるフェイクニュースの規制と表現の自由を取り上げたいと思います。
帰国生徒選抜および外国人留学生選抜について
2021/10/22 トピックス
多文化社会学部では、新型コロナウイルスの影響下においても、受験者の受験機会を確保することを目的とし、11月17日(水)に実施する帰国生徒選抜および外国人留学生選抜を「オンライン」で実施します。
【試験日】2021年11月17日(水)
【時間帯】10時00分~(日本時間)
【場所】インターネット環境の整った静穏な部屋
(各受験者の自宅や所属機関・在籍学校の部屋など)
※カメラ・スピーカーマイク機能のあるPCを用意してください。
(機能は外付けでも可 例:ヘッドフォンマイクなど)
【実施方法】ZOOMを使用したオンライン面接
なお、11月11日(木)にオンライン接続テストを実施する予定です。より詳細な情報については、出願期間終了後に各受験者へメールで通知します。インターネット出願システムに入力するメールアドレスは必ず常用しているものを入力し、「@nagasaki-u.ac.jp」からのメールを受信できるように設定してください。接続テストについてのメールを受信したら必ず受信した旨を以下のメールアドレスに返信してください。
(返信がない場合、インターネット出願システムに登録した電話番号に電話します。)
試験当日のための接続テストとなりますので、必ず試験当日と同じ場所(自宅、所属機関・在籍学校の部屋など、インターネット環境の整った静穏な部屋)で接続テストに参加してください。なお、接続テストに参加しない場合には受験の意思がないものとして試験当日の受験を認めませんので、必ず参加してください。
自宅や所属機関・在籍学校のインターネット環境に不安がある場合は来学し、本学の部屋・設備を利用して受験することもできますので、以下の連絡先までご連絡ください。また、接続テストに参加できない場合やその他ご不明な点がある場合もご連絡ください。
北地区事務課 学務第一係 (多文化社会学系)
電話095-819-2030 (+81-95-819-2030)
E-mail: hss_gakumu@ml.nagasaki-u.ac.jp
小値賀島で海底遺跡の調査を行いました。
2021/10/19 学生の活動
五島列島の北部に位置する小値賀島周辺には、中世から近世にかけての海底遺跡が点在しています。今回、野上研究室では水中ドローンとスキューバダイビングを併用した海底の目視調査を実験的に行いました。調査に参加したのは、多文化社会学研究科博士前期課程1年の石橋春奈さんと賈文夢さんです。二人とも趣味でスキューバダイビングを行っていて、石橋さんは「沈没船からみた陶磁器貿易」を修士論文のテーマの候補の一つに考えています。
やや雲の多い空でしたが、透明度の高い小値賀の海で賈文夢さんが水中ドローンを操作して目視調査を行い、石橋春奈さんが「おぢか海旅マリンサポート」の山本幸生さんのご協力のもと潜水目視調査を行いました。
賈さんは水中ドローンの操作は初めてながら、巧みにコントローラーを操作して海底の映像を見ながら、中世の木碇の碇石を確認しました。中世の中国の交易船が小値賀を訪れた証左となるものです。一方、石橋さんは潜水前こそ緊張気味な顔をしていましたが、山見沖海底遺跡では今から400年以上前のタイの焼き物の破片を次々と見つけていきました。長崎がいわゆる南蛮貿易を盛んに行っていた頃の貿易船の積荷と見られるものです。
(協力:おぢか海旅マリンサポート)
※新型コロナウイルス感染症対策をおこなったうえで活動しております。
写真 小値賀にフェリーから望む海底遺跡 |
写真 今回の調査船「かいほう」 |
写真 調査海域に向かう船の上 |
写真 海底に向かう水中ドローン |
写真 水中ドローンを操作する賈文夢さん |
写真 400年以上前のタイの陶器 |
写真 海底でタイの陶器を手にする石橋春奈さん |
写真 調査を終えて(おぢか海旅マリンサポート前) |
中長期留学が再開されました!
2021/10/12 トピックス
新型コロナウイルスの影響でこれまで派遣を見送っていた中長期留学が再開されました!
学内で定められた一定の基準を満たすことで、半年~1年の中長期留学をすることが出来ます。
詳細については以下の内容です。
【時期】
2021年8月、9月~随時
【人数・派遣先】
オランダ:8名(ライデン大学)
英 国:5名(オックスフォード・ブルックス大学、キール大学)
米 国:1名(カリフォルニア州立大学モントレーベイ校)
ド イ ツ:1名(マンハイム大学)
韓 国:1名(東国大学校)
※今後の新型コロナウイルスの感染状況によっては、再度中長期留学を中止する場合もあります。
このような状況下ではありますが、留学先での学生の皆さんの成長を、教職員一同応援しております!
【留学について動画で知りたい方はこちら!】
多文化社会学研究科(博士前期・博士後期)オンライン進学説明会について
2021/10/01 トピックス
長崎大学大学院多文化社会学研究科では,博士前期・後期課程への進学希望者を対象にオンライン進学説明会を開催します。進学をお考えの方はぜひご参加ください。
日 時:2021年11月10日(水)、12日(金)
18:00~20:00(予定)
内 容:多文化社会学研究科の概要説明
第1部 博士前期課程(18:00~19:00)
・研究科長挨拶
・カリキュラムについて
・入学試験について
・卓越大学院プログラム
・質疑応答
第2部 博士後期課程(19:00~20:00)
・研究科長挨拶
・カリキュラムについて
・入学試験について
・質疑応答
実施方法:「Zoom」を利用してオンラインで実施します。
申込方法:参加をご希望の方は、専用の申込みフォームより、必要事項を入力の上、
11月4日(木)までにお申し込みください。
11月8日(月)までに、ZOOMのURL等をメールでお知らせします。
問合せ先:長崎大学人文社会科学域事務部北地区事務課大学院第一係(多文化社会学系)
電 話: 095-819-2975
メール: hss_gakumu●ml.nagasaki-u.ac.jp
※●を@に置き換えて送信してください。
多文化社会学研究科の詳細についてはこちらをご覧ください<大学院HPへのリンク>
夢ナビライブ2021 Web (Autumn)に参加します!
2021/09/30 入試情報
10月2日(土)・10月3日(日)に開催されるオンラインイベント、夢ナビライブ2021 Web (Autumn)に長崎大学多文化社会学部が参加致します。
参加内容は以下のとおりです。
1. オンラインセミナー
<10月3日(日)>
・南 誠 11:20~11:50
(多文化社会学部についての紹介)
2. 質問対応・研究室訪問
<10月2日(土)>
・才津 祐美子 10:00~10:30(1コマ)
(文化遺産をまもる人びと-文化継承の現在)
・森 元斎 10:40~11:10 (1コマ)
(「社会」概念の思想史入門)
・岩本 佳子 15:20~15:50、16:00~16:30 (2コマ)
(ヒトコブハンラクダからオスマン帝国と現代世界を考える)
<10月3日(日)>
・才津 祐美子 10:00~10:30、11:20~11:50(2コマ)
(文化遺産をまもる人びと-文化継承の現在)
・岩本 佳子 16:00~16:30 (1コマ)
(ヒトコブハンラクダからオスマン帝国と現代世界を考える)
3. まなびステーション(大学教員が学問の魅力を紹介してくれるオンラインガイダンス)
<10月2日(土)>
・河村 有教 12:00~15:50(6コマ)
(国際人権論 担当)
・コンペル ラドミール 14:00~17:50(6コマ)
(比較政治学 担当)
・原田 走一郎 10:00~11:50(3コマ)
(日本語学 担当)
・ギュルベヤズ アブドゥルラッハマン 13:20~15:10(3コマ)
(メディア・スタディーズ 担当)
<10月3日(日)>
・原田 走一郎 10:00~11:50(3コマ)
(日本語学 担当)
・ギュルベヤズ アブドゥルラッハマン 13:20~15:10(3コマ)
(メディア・スタディーズ 担当)
・南 誠 12:00~15:50(6コマ)
(トランスナショナリティ論 担当)
・ヌルガリエヴァ リャイリャ 14:00~17:50(6コマ)
(Understanding Japanese Culture and Society 担当)
詳細の確認・参加お申込みは以下のURLからお願いします。
【動画】日本語教育実習の様子をYouTubeで公開中!
2021/09/24 トピックス
「感染症と考古学」研究会
2021/09/22 学生の活動
2021年9月15日、今年7月に開館したばかりの波佐見町歴史文化交流館(長崎県波佐見町)で開催された「感染症と考古学」の研究会で、本研究科の賈文夢さん(博士前期課程1年)が研究発表を行いました。
今回の「感染症と考古学」の研究会は、長崎・天草地方の疱瘡墓や疱瘡対策をテーマにしたもので、賈さんは疱瘡墓などの調査成果をもとに、「長崎地方の疱瘡関連石造物」と題した発表を行いました。疱瘡墓とは江戸時代に天然痘に罹患して亡くなった人々の墓のことです。当時、天然痘に感染すれば山奥や海岸、離島に隔離された上、死後も隔離され続けました。賈さんは疱瘡墓を通して、当時の隔離と差別について明らかにしようとしています。これまでほとんど研究が行われていないテーマですが、昨年からのフィールドワークで少しずつ明らかになってきています。新型コロナウイルスと闘いに直面している現代社会の課題にも通じる発表内容でした。
なお、研究会では他に天草市観光文化部の学芸員の中山圭氏による「文化4・5年の天草における疱瘡事例」と題した研究発表も行われ、その後、波佐見町歴史文化交流館の学芸員の中野雄二氏の案内で波佐見町内の疱瘡墓の現地視察が行われました。
※新型コロナウイルス対策をおこなったうえで活動しております。
発表を行う賈文夢さん |
波佐見町内に残る疱瘡墓
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五島の疱瘡墓の調査風景 |
時津の疱瘡墓の調査風景
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