学部からのお知らせ
国立歴史民俗博物館と包括連携協定を締結しました。
2017/12/26 トピックス
12月6日,長崎大学は国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)との間で,「国立大学法人長崎大学と大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館との包括連携に関する協定」の締結式を執り行いました。今回の協定締結をうけて,平成30年3月17日(日)に本学にてキックオフイベント(一般公開)の開催を予定しています。
本協定締結は,平成30年4月開設の多文化社会学研究科における授業開講などを含め,以下のような効果が期待されています。
◇歴史研究において,新しい潮流となる「総合資料学」(※)の構築に本学が参画することとなり,「歴史学」と「情報学」の融合をはじめとする国立歴史民俗博物館の「文理融合型研究」のスタイルは,本学の人文社会科学研究において目指すべき一つの姿であり,その波及効果が期待されます。
◇歴史的資料の調査・研究にとどまらず展示にいたる研究の可視化という高度な学びを,本学の学生に提供することが可能となります。
◇長崎にある多様かつ個性的な歴史的資料を,新しく構築する総合資料学の中で意義を問い直すことは,長崎という土地のグローバルな歴史的意義を見出すこととなり,このことは「地方からグローバルを考える」という本学の目標の達成に大きく寄与することが期待されます。
※総合資料学…
主に大学や歴史系博物館が持つ資料を多様な形で分析・研究するための学問。
多様な「モノ」資料を時代・地域・分野等によって分類し、分野を超えた視点から総合的に分析することで、高度な共同利用・共同研究へと結びつける学問。

協定書を掲げる館長と学長
(左から久留島館長,河野学長)
【参考ホームページ】
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
重点研究課題第2回研究会「現代世界の社会的リスクに関する超域的議論のための理論的検討(2)」
2017/12/18 トピックス
日時:2017年12月19日(火)14:30~17:40
場所:長崎大学文教キャンパス(総合教育研究棟3階 33番講義室)
プログラム:
鈴木英明「奴隷制、奴隷制廃止とリスク」
南誠「リスク社会における境界文化の創発性」(仮)
見原礼子「リスク社会における「子ども」研究の射程―A・プラウトの議論から」(仮)
本研究会では、人文社会科学諸分野におけるリスク研究をレビューしながら、各分野における最新の知見を踏まえ、現代世界の社会的リスクを捉えるための包括的な理論的枠組みについて議論します。
※ どなたでもご自由に参加いただけます。
お問い合わせ:
長崎大学多文化社会学部
TEL:095-819-2934
FAX:095-819-2912
takizawa●nagasaki-u.ac.jp
※●を@に置き換えて送信してください。
ザンジバルの写真展とギャラリートークを開催します。
2017/11/30 トピックス
フィールドワークモジュールの選択科目「
日時: 12月4日(月)~15日(金)
場所: 長崎大学附属図書館(文教キャンパス)
1F ギャラリースペース
詳細は、以下のポスターをご覧ください。
重点研究課題第1回研究会「現代世界の社会的リスクに関する超域的議論のための理論的検討(1)―社会学・政治学・経済学・宗教学」
2017/11/29 トピックス
日時:2017年11月30日(木)14:30~17:40
場所:長崎大学文教キャンパス(総合教育研究棟3階 32番講義室)
プログラム:
趣旨説明(滝澤克彦)
首藤明和「社会システム論におけるリスク論―N・ルーマンを中心にして」
小松悟「因果推論に基づく健康リスクの評価」
コンペル・ラドミール「リスク社会と社会的リスクの間―セキュリタイゼーション論を越えて」
滝澤克彦「リスク社会におけるリスクと不可視的なものの所在」
本研究会では、人文社会科学諸分野におけるリスク研究をレビューしながら、各分野における最新の知見を踏まえ、現代世界の社会的リスクを捉えるための包括的な理論的枠組みについて議論します。
※ どなたでもご自由に参加いただけます。
お問い合わせ:
長崎大学多文化社会学部
TEL:095-819-2934
FAX:095-819-2912
takizawa●nagasaki-u.ac.jp
※●を@に置き換えて送信してください。
重点研究課題ページを開設いたしました。
2017/11/29 トピックス
長崎大学第三期中期目標・中期計画における重点研究課題「「リスク社会」を生き続けるための人文社会科学の超域的研究拠点形成」のページを開設いたしました。以下をご覧ください。
http://www.hss.nagasaki-u.ac.jp/concentration.html
遠くアフリカに渡った日本製タイルを発見しました。
2017/11/22 トピックス
昨年に続き、今年も海外フィールドワーク実習のため、2017年9月3日から9月28日にかけて、9名の学生が東アフリカのザンジバルに出かけました。引率した増田研准教授は、その学生たちの指導のかたわら、ザンジバルと日本の物質的交流の可能性があるものとして、タイルに着目し、現地の骨董店で日本製の「マジョリカタイル」を見つけました。そして、帰国後、さらに調査を進めた結果、それらの一部が兵庫県の淡路島で焼かれたものであり、日本とアフリカの貿易関係を示す貴重な資料であることが判明し、新聞にも大きく取り上げられました。詳細は、新聞記事(毎日新聞2017年11月6日付、PDF 1MB)をご覧ください。
長崎県・福建省友好県省締結35周年記念講演会「連綿と続く長崎と中国の絆」
2017/11/10 トピックス
日中国交正常化45周年及び長崎県・福建省友好県省締結35周年を記念し、長崎と中国、とくに福建省との交流の歴史や華僑との関わりなどを紹介する講演会を開催いたしますので、お知らせします。
・日時:平成29年11月16日(木曜日)13時30分から17時30分まで(13時受付開始)
・場所:長崎歴史文化博物館1階ホール(長崎市立山1丁目1-1)
・主催:長崎県、長崎歴史文化博物館、長崎大学多文化社会学部、長崎県日中親善協議会
講演会の内容は以下のポスターまで(PDF, 2.22MB)
※基調講演講師が、泉州海外交通史博物館館長 丁毓玲氏から、泉州海外交通史博物館 策展交流部主任 王麗明氏に変更になりました。
詳細及び申込方法はこちらをご参照ください。
第30回東京国際映画祭「アジアの未来部門」の作品賞と国際交流基金アジアセンター特別賞をダブル受賞(多文化社会学部が協賛・制作協力の日緬合作映画 )
2017/11/08 トピックス
第30回東京国際映画祭の授賞式が11月3日、東京・六本木で開催され、日本・ミャンマー共同制作映画『僕の帰る場所』(多文化社会学部協賛)が「アジアの未来部門」の最優秀作品に与えられる「作品賞」と、文化の違いを越えて国際的な活躍が期待される監督に贈られる「国際交流基金アジアセンター特別賞」を受賞しました。
同映画祭「アジアの未来部門」は活気に満ちたアジア映画界の将来をリードする作品を紹介するコンペティッション企画です。日本人監督の映画が作品賞を受賞するのは同部門では初めてのこと。「作品賞」と「国際交流基金アジアセンター特別賞」のダブル受賞も初の快挙となります。
映画『僕の帰る場所』監督 藤元明緒氏
「今回、沢山の人にドキュメンタリーのようだという声を頂いたが、私の中ではドキュメンタリータッチでいこうという意識はなく、脚本を読んで同じ思いを持ち、共感する方々が出演することで、彼らの暮らしのありのままを見て頂けました。ただ物語を撮るだけではなく、シーンの前後も含めて撮影することで瑞々しい瞬間を切り取れたのではないかなと思っています。出演者が本心を言っている言葉を撮影することで今回の映画は完成しました」
審査委員・映画監督 行定勲氏
「未来を担う若い監督達の作品を見る刺激的な日々を過ごさせて頂きました。それぞれユニークなアイデアで描かれた作品が多く、個人的に楽しい時間を過ごさせていただきました。しかし、描かれるべきテーマは素晴らしいにもかかわらず、視点がぶれてしまい、詰め込みすぎて観る側に何を伝えたかったのかを見失った作品が多かったのが少し残念でした。アジアならではの漲る力、見たこともない突き抜けた圧倒されるような作品を、もっと見たかったという正直な思いが残ります。審査会は紛糾することなく、優れたある二つの作品の議論に終始しました。オリジナリティーのある記憶に残る映画、素晴らしい演技を我々に見せてくれた俳優達についてその二つの作品の力は拮抗していました。そ の議論の結果、私たちはアジアの未来を担う作品に作品賞とそれとは別にスペシャルメンションを設けました」
審査委員・サンセバスチャン国際映画祭ディレクター・ジェネラル
ホセ=ルイス・レボルディノス氏
「(この作品は)ある家族の物語を繊細に語ることで、世界中の様々な家族のメタファーとなっています。フィクションを用い、現実の困難さを素晴らしく芸術的に描き、大変優れた映画的な価値と演技を持つ作品です」
特報映像
URL: https://youtu.be/YH1YMpEjFjE
華僑研究の国際学会を開催します(11月18日~19日)
2017/11/01 トピックス
多文化社会学部の全面的な協力のもと、長崎大学文教キャンパスで開かれます。
ぜひお越しください。
多文化社会学部協賛映画『僕のいる場所 Passage of Life』(東京国際映画祭「アジアの未来」部門の日本代表作品に決定)
2017/09/29 トピックス
『僕のいる場所 Passage of Life』(監督・藤元明緒)は、日本在住のミャンマー移民をテーマに制作した実話に基づく、日本とミャンマー合作映画です。長崎大学多文化社会学部では、本作品に協賛団体として制作協力してきました。一般上映に先立ち平成28年7月2日、多文化社会学部提供のワンアジア財団寄付講座「共生するアジアの多文化社会」の企画として試写会と監督、ディレクターとの討論会を開催しました。試写会での反響も踏まえて編集作業の最終調整を終え、このほど第30回東京国際映画祭(10.25‐11.3)での上映が決定しました。
詳細は下記をご覧ください。
「第30回東京国際映画祭 | 僕の帰る場所」
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=39
「日本とミャンマーを舞台にした映画『僕の帰る場所』(英題)Passage of Life」
http://www.passage-of-life.com