学部からのお知らせ
朝日新聞「長大多文化 環球通信」第2号
2018/05/21 中期・長期留学
新連載「長大多文化 環球通信」が朝日新聞でスタート
2018/05/10 中期・長期留学
教員公募(教授(または准教授)2名:ヨーロッパ研究・超域的文化社会研究分野、東南アジア研究分野)
2018/03/08 公募情報
詳細は以下をご覧ください。(応募〆切:平成30年5月11日(金)17時必着)
「長崎大学における教職員採用情報」
http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/about/info/career/kyoin/index.html
長崎大学大学院多文化社会学研究科創立記念・長崎大学・国立歴史民俗博物館連携協定記念シンポジウムを開催します。
2018/03/07 トピックス
●公開シンポジウム
「資料がつなぐ大学と博物館~歴史文化の地域的・国際的展開~」
●日時:平成30年3月17日(土)
●会場:長崎大学文教キャンパス 総合教育研究棟3階 多文化社会学部31番講義室
●概要
長崎大学は、この4 月に人文社会科学系の新大学院「多文化社会学研究科」を設置します。
また、国立歴史民俗博物館では、歴史資料の分野を超えた分析・研究にもとづく新たな学問領域「総合資料学」の創成に取り組んでいます。
本シンポジウムは、長崎大学と国立歴史民俗博物館との包括連携協定の締結を記念して、多文化社会学研究科と総合資料学の相互協力・創発的発展を期するものです。
各大学からの事例報告も交えつつ、長崎大学と国立歴史民俗博物館の連携について、多方面から検討します。
●プログラム
10:30 開会挨拶 久留島浩(国立歴史民俗博物館長)
≪第一部 総合資料学の成果と課題≫
10:45 ~ 趣旨説明 後藤 真(国立歴史民俗博物館)
○活動報告1 「人文情報ユニット」 後藤 真(国立歴史民俗博物館)
コメント 永崎研宣(一般財団法人人文情報学研究所)
○活動報告2 「異分野連携ユニット」 渋谷綾子(国立歴史民俗博物館)
コメント 崎山直樹(千葉大学)
○活動報告3 「地域連携・教育ユニットと資料防災」 天野真志(国立歴史民俗博物館)
コメント 添田 仁(茨城大学)
≪第二部 資料がつなぐ大学と博物館≫
13:35 ~ Ⅰ 多文化社会学の未来
○「長崎大学大学院多文化社会学研究科について」首藤明和(長崎大学)
○「モノから見る多文化社会学」
事例1 : 木村直樹(長崎大学) 事例2 : 野上建紀(長崎大学)
15:45 ~ Ⅱ 大学と地域歴史文化資料の調査・研究・展開
○九州大学附属図書館付設教材開発センター 石 偉(九州大学)
○佐賀大学地域学歴史文化研究センター 伊藤昭弘(佐賀大学)
16:25 ~ コメント・討論
今村直樹(熊本大学)
山内利秋(九州保健福祉大学)
深瀬浩三(鹿児島大学)
17:05 閉会挨拶 片峰 茂(長崎大学)
詳細は、以下のポスター(PDF:2.82 MB)をご覧ください。
多文化社会学部進学説明会を九州・沖縄の各県で開催します
2018/02/07 入試情報
長崎大学多文化社会学部では、九州・沖縄の各県・全9会場で進学説明会を開催いたします。様々な文化との共生・協働が課題となっている現代、国際的に活躍できる人文社会系グローバル人材を育成する多文化社会学部の”いま”をぜひお近くの会場でお確かめください。
会場では,学部案内を配布いたします。 また、入試の過去問を閲覧できるコーナーを設置します。個別相談では,教員及び在学生が入試や,カリキュラム,学生生活,寮生活,留学などについて,様々な疑問や相談に乗る予定です。
■対象:高校生、既卒者、学校関係者、保護者等
■プログラム(各会場共通)
1. 多文化社会学部の概要説明(入試、カリキュラム、留学、就職等)
2. 平成31年度入試情報
3. 質疑応答及び教員・在校生による個別相談
多文化生の留学体験談がトビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム公式サイトに掲載されました。
2018/01/30 学生の活動
多文化社会学部グローバル社会コース4年 中村優平さん(トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム4期生)の留学体験談が、トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム公式サイトの「留学大図鑑」に掲載されました。
掲載記事については、下記リンクからご覧いただけます。
https://tobitate.jasso.go.jp/zukan/detail-922

中村優平君(青服)と移民2世のイギリス人。

マドラサの先生方にインタビュー。
平成29年度長崎県考古学会大会「文明のクロスロード長崎」を開催します。
2018/01/25 トピックス
近年の長崎市内の発掘調査による成果は大きなものがあります。出島の橋も新たに架かり、これからますます注目を集めるものと思います。
今回の大会では、海外から出島に何がもたらされたか、長崎市中には何がもたらされたかという観点と共に、出島から何が海外に渡ったか、唐人屋敷から何が海外に渡ったのかという、長崎の持つ国際性について発表ならびに議論したいと思います。
主催:長崎県考古学会
共催:長崎大学多文化社会学部
会場:長崎大学文教キャンパス 総合教育研究棟 多文化31番講義室(長崎市文教町1-14)
日程:2018年1月27日(土)
受付:12:30〜13:00
開会挨拶:13:00〜13:05
発表
13:05〜13:45「長崎市中出土の輸入陶磁器」田中学(長崎市文化財課)
13:45〜14:25「出島の貿易陶磁 出土資料の様相」山口美由紀(長崎市出島復元整備室)
14:25〜14:35 休憩
14:35〜15:15「海外に輸出された波佐見焼」中野雄二(波佐見町教育委員会)
15:15〜15:55「長崎から輸出されたチョコレートカップ」野上建紀(長崎大学多文化社会学部)
16:00〜17:40 パネルディスカッション「文明のクロスロード長崎」
17:40 閉会挨拶
18:30 懇親会
お問い合わせ先
長崎大学多文化社会学部
野上 建紀
nogami-takenori●nagasaki-u.ac.jp
- を@に変更して送信してください。
留学体験記シリーズ(2)を掲載しました。
2018/01/25 中期・長期留学
留学体験記シリーズ(2)
オーストラリアでの留学生活
長崎大学多文化社会学部
グローバル社会コース三年
王子田綾佳
私は三年次前期から約八か月間、オーストラリアのディーキン大学に留学をしました。この大学はメルボルン中心部から一時間ほど離れた自然豊かな場所にあります。ここでは学業、暮らしの大きく二つに分けて私の留学生活を紹介したいと思います。
学業面
私はこの大学でジェンダーや社会学、オーストラリアの歴史や中国語など様々な分野の勉強をしました。授業は現地学生と一緒に受けるということで、もちろん先生の英語は非常に早く、ほとんど聞き取れずにスライドのメモをしているだけの時期も長くありました。毎回の授業前にweekly readingをしていかなければならなかったり、1500-2000字ほどのレポートやエッセイの提出があったりと、留学生にとっては大変なことも多々ありました。
ディーキン大学では、一つの授業(ユニット)あたりにlecture とseminar と呼ばれるものがあり、lectureは大講義室で多くの学生と一緒に講義を聞き、seminarでは小さなグループで学んだことを深めたり、ディスカッションをする場です。講義を完璧に理解し、ディスカッションに参加することは難しいものでしたが、レベルの高い現地の授業を現地の学生と一緒に受けられたことは非常に貴重な体験だったと感じています。
生活面
留学中、私は大学の寮に住んでいました。最初の四か月は9人のフラットメイトと一緒に暮らしました。彼らはオーストラリア人、アメリカ人、イギリス人と私以外の全員が英語のネイティブスピーカーという環境でした。最初は英語で自分の思いも十分に伝えられないのに、彼らの輪に入るのがすごく苦痛でストレスに感じ引きこもってしまうこともありました。しかし今思えばその経験が私を成長させてくれました。自分の置かれている状況も整理して客観的に考えてみるとそれほど深刻ではないもので、どんな状況でも意外にすぐそこに解決へのアプローチは落ちているのだと気づいたし、留学で物事を前向きに考え、ストレスとうまく付き合える力がつきました。そのような経験を経て、最終的には多くの友達が出来ました。世界中の友達と多くの時間を共有して、異なる考え方や価値観、文化を知れたのは本当に面白く、いろいろなバックグラウンドをもった人々との出会いは私の人生においてとても刺激的なもので、確実に心を豊かにしてくれるものでした。
オーストラリアのメルボルンは、非常に多国籍な街です。多くの中国人がいますし、中東やアフリカからの多くの移民が共存する都市でもあります。そのせいか人種差別や不利益を受けることはほぼなく、日本人にとっても非常に生きやすい街だという印象でした。メルボルンは美食の町、アートの町ともいわれる通り、ところどころにおしゃれなカフェがあり、本格的な多国籍料理を楽しめるレストランがあります。またウォールアートがあふれていていたり現代的なアートな建造物があったりと、芸術好きにとってはたまらない街だと思います。
留学を終えてみて、中長期留学は短期留学とは違って毎日がキラキラするものではなく、大変なこともストレスを感じることも多々あるものです。しかしだからこそリアルな留学が経験できますし、得るものも感じるものも殊更大きいです。ぜひ留学を通して成長したいと考える方は中長期留学に挑戦してほしいと思います。
重点研究課題公開シンポジウム「リスク社会をめぐる人文社会科学の超域的枠組み構築へ向けて」
2018/01/25 トピックス
日時:2018年2月7日(水)14:30~18:30
会場:長崎大学総合教育研究棟3F・多文化社会学部31番講義室
プログラム:
14:30~14:35 趣旨説明
14:35~15:35 基調講演 伊藤美登里(大妻女子大学教授)「リスク社会を生きるということ」
15:45~17:15 研究報告(各30分)
高倉浩樹(東北大学教授)「気候変動研究から見えてくる文化の可塑性と不適応:シベリア先住民研究より」
南誠(長崎大学准教授)「リスク社会における境界文化の創発性―中国帰国者の「存在論的不安」の対処法を手がかりとして」
鈴木英明(長崎大学准教授)「奴隷制とリスク、奴隷制廃止とリスク―世界史的視点から」
17:15~18:30 総合討論 司会:滝澤克彦(長崎大学准教授)
概要:
本シンポジウムでは、リスク社会を捉えるための人文社会科学諸分野における超域的枠組み構築の可能性について議論する。特に、リスクの認識に基づく行動や連帯がリスク社会においてどのような意味をもつかという点について、「個人化」や「不安」といった問題に焦点をあてながら検討する。
フライヤーはこちらをご覧ください。
お問い合わせ:
長崎大学多文化社会学部
TEL:095-819-2934
FAX:095-819-2912
takizawa●nagasaki-u.ac.jp
※●を@に置き換えて送信してください。
公開研究会「ノマド化するモンゴル世界―モンゴルをとりまくエスノスケープとアイデンティティの重層的動態―」
2018/01/25 トピックス
日時:2018年2月2日(金)13:00~17:00
会場:グローバル教育・学生支援棟G-3A講義室
主催:科研費基盤研究(B)「モンゴルをとりまくエスノスケープとアイデンティティの重層的動態に関する実証的研究」
共催:長崎大学重点研究課題「「リスク社会」を生き続けるための人文社会科学の超域的研究拠点形成」
プログラム:
13:00~13:05 趣旨説明 滝澤克彦(長崎大学)
13:05~15:50 研究報告(各30分、途中休憩15分)
賽漢卓娜(長崎大学)「北京のモンゴル族第2世代における民族意識の動態―複数のローカリティのあいだで」
温都日娜(内モンゴル大学)「再創造されつつある現代モンゴル族の民族意識―族際婚姻家族次世代中心に」
荒井幸康(北海道大学)「オイラート系モンゴル人の「東帰」をめぐる記憶の場」―新疆ウイグル自治区バヤンゴル・モンゴル自治州の問題から」
島村一平(滋賀県立大学)「オーラリティの共同体、あるいは国境を越えるヒップホップ―現代モンゴルにおけるHip Hopが紡ぎだす公共圏に関する考察」
滝澤克彦(長崎大学)「信仰と民族の相克―在外モンゴル人におけるアイデンティティの文脈」
16:00~17:00 総合討論
概要:
モンゴル系諸民族は、近代以降、激動の歴史を歩んできた。彼らは、国境により分断され、定住化や都市化といったそれまで経験したことがない社会的変化を経験してきた。さらに、1990年以降の急速なグローバル化はその変化を加速させ、人々の生活はもはやモンゴルの伝統的イメージを大きく逸脱するものとなりつつある。いま、モンゴル系の人々は、自らの文化や伝統を改めて見つめ直すべき状況に置かれている。そこで、彼らはどのように「モンゴル」を捉え直し、そこに自らを位置づけ、それを表現しようとしているのだろうか。
本研究会では、特にグローバル化の進展にともない外国宗教への改宗や国際/国内移動、族際結婚などによって境界的状況に置かれた人々に注目し、彼らが「モンゴルとは何か」という課題と改めて向き合うなかで、いかにして新たな「モンゴル」イメージを生み出してきたかを、「エスノスケープ」という概念を軸に検討する。
フライヤーはこちらをご覧ください。
お問い合わせ:
長崎大学多文化社会学部
TEL:095-819-2934
FAX:095-819-2912
takizawa●nagasaki-u.ac.jp
※●を@に置き換えて送信してください。